自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ジャコウアゲハ観察記(その303)

2014-05-18 | ジャコウアゲハ

卵が6個行儀よく並んでいます。どうやら,同じ成虫が産んだものらしいです。つまり,“6虫きょうだい”なのです。

わたしが見たとき,すでに一番目の虫が誕生した後で,殻を食していました(下写真の左端)。そして,二番目の個体が殻から出終わったばかりのようでした(右から二つ目)。これが午前0時51分のこと。

 


その後右端の幼虫が出てきて,午前1時42分のこと。四番目の個体が出てきました(左から二つ目)。


午前1時50分。四番目の幼虫が出終わりました。


午前3時04分。五番目の幼虫が出てきました(左から三つ目)。


午前3時12分。五番目の個体が出終わりました。これを見届けて,わたしは寝ました。


午前5時31分。生まれ出た幼虫は,揃って殻を食べています。右下に頭が見える幼虫は,他のところから移動してきたものです。


これで,一つを残して5きょうだいが無事に誕生しました。これから,多くの困難を乗り越えて生きていかなくてはなりません。生存率は2%! 厳しい掟が待ち受けています。

二段になった上側の卵(写真の右から二つ目)のその後については,次回報告しましょう。

 


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