自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

虫の目レンズを手に野へ(14)

2013-11-30 | 昆虫

バッタたちは,ほんとうに警戒心の強い生きものです。草食ゆえに,肉食動物の攻撃をしきりに気にしているのでしょう。鳥やトカゲ,ヘビの類が,棲んでいる場所を訪れてはハンターとなって襲いかかります。そんな恐ろしさをかわすすべを,相当身に付けているようです。

草にとまっていても,すぐに遠ざかろうとします。よほど慎重に近づかなくては,被写体になってくれません。下写真はツチイナゴがヨモギの葉の上にいて,向こう側を見ている姿です。イナゴの環世界にはまだ,わたしという影が映っていないので,警戒心が現れていないのです。 

 

迫力のある画像ではありません。もっと近づいたらいいのですが,周りの草が災いして構図がうまく決められませんでした。そのうちに,ツチイナゴは移動していきました。 

食べ物に恵まれた環境で,のびのび生きているなあと感じました。

 


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