冬の寒さはすべての昆虫にとって,生き長らえるための厳しい関門だといえます。それだけに,厳冬期に目にする昆虫にはつい敬意を払いたくなります。たとえ害虫といわれている昆虫だって,そのたくましさにはついつい感心してしまいます。
更地に生えた草で,褐色がかった大きなイモムシを見かけました。
まるまる太っています。わたしが見たときは,カラスノエンドウの葉を食べていました。なんでも貪り食うので,たくましく生きていけるのでしょう。
同定作業をしていて,シロシタヨトウと判明しました。こういう環境の中で,確かにいのちをつないで生きている姿は見事です。あっぱれと思います。