自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

モンキチョウの寄生バチ(前)

2015-07-17 | 昆虫

シロツメクサの葉に,モンキチョウの幼虫がいました。それを持ち帰って,植木鉢に植えたシロツメクサにのせ,以降時折写真で記録していました。

その矢先の出来事です。

ある日見ると,幼虫の色がどうも気になるのでした。ふつうなら緑っぽいのですが,どうも黄色みを帯び,なんらかの変化を間近にしているようなのです。てっきり脱皮かなと思ったほどです。

ほんとうに偶然の目撃。結果,大変化が起こる瞬間を見届けることになりました。それも,一部始終です。激しい変化だったので,目が離せなくなったという方がぴったりかもしれません。正体はホウネンタワラチビアメバチの仕業だとわかったのですが,その生態がまたユニークなのです。本記事ではその話題を取り上げます。

7月のある日,早朝。「どうも変化の予兆のようだ」と思わせるような感じです。急いで撮影をしました。

 


35分後,はっきり表皮に異常が現れてきました。 


43分後。尾部に大変化が! ぺしゃんこになったのです。

 
45分後。突然,幼虫とは別個体が一つ現れてきました。ドキッとしました。 


57分後。からだをすっかり現しました。大きな幼虫です。 


1時間2分後。幼虫は盛んにからだを動かしています。 


なんだか異様な光景に見えます。幼虫はいったい何者なのでしょう。このあと,どんな経過をたどって成虫になっていくのでしょう。ふしぎが,わたしの頭を駆け巡ります。目が離せなくなりました。

 


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