自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

虫の目レンズを手に野へ(4)

2013-08-20 | 随想

お気に入りの草むらはとてもおもしろいところです。

イネ科植物に混ざって,その根元にはスミレがたくさん生えています。至る所にあります。それで,それを食草にするツマグロヒョウモンが産卵に訪れていました。わたしが見たときは二頭いました。

至近距離に近づいても,ちっとも慌てません。 

あとを追っていくと,産卵行動が始まりました。時間をかけて複数個を産み付けました。飛び立ってすこし離れた地面に降りました。もちろんそこにもイネ科植物があって,それに隠れるようにしてスミレが生えています。何を目印に食草が見つかるのか,ふしぎな感じさえしました。

暑い暑い夏の,草むらの片隅。そこで繰り広げられるいのちのドラマを虫の目レンズで記録するのは「おもしろい」の一言に尽きます。なにしろこのレンズなら昆虫をからだごと,環境もごっそり入れて切り取ることができますから。

 


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