自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

タテハチョウ2種と一気の出合い

2016-04-04 | ルリタテハ

春とはいえ,今季初めてのタテハチョウとの2種との出合いが短時間にして実現するなんて! それも,出合いたいなあと待ちわびていた1種が含まれている! ともにミュージアムの周辺でゴミ拾いをしているときのことです。 

4月2日(土)。まずはエルタテハ。わたしの目の前に飛来して、ふわふわっと排水溝脇のコンクリート上に舞い降りました。びっくり! ごくふつうのタテハチョウのなかまであっても、そうそう見かけるものではありません。降り立ってすぐ、腰からコンデジを取り出して近づいていきました。急がないと! 撮った写真は下のものを入れて2枚。「あー、よかったー! ほっ!」と、思わず胸をなで下ろしました。 

 
結局、すぐに舞い上がって、遠くに消えていきました。

もう一種はルリタテハです。わたしの前方10mあたりに着地。今春初めて見るので、わくわく感が膨らみます。このチャンスを逃してはならないという気持ちで、離れたところからシャッターを切りながらそっと近寄っていきました。

 
撮影モードを接写にして至近距離から撮った下写真が12枚目。これを撮った瞬間、チョウはぱっと舞い上がりました。目であとを追いかけていると、また近くに戻ってきました。


ルリタテハは人がいると警戒して遠くに飛び去るタイプのチョウでなく、意外に人の周辺を飛び回る習性があります。それで、人懐っこいなあという印象すら受けます。このチョウがここには棲みついています。幼虫の食草サルトリイバラが自生しているからです。もうすぐすると山際に生えるサルトリイバラから新芽が吹き出し,葉の表側に産付された卵を見かけるようになるでしょう。

生きものが生き生きと活動を始める季節になったのです。 

 


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