3月21日(火)。朝見ると,孵化後の幼体が! これが第一号です。下側にもう一匹います。
ナメクジは動きかけました。大触覚が出て来ました。先に目があります。背部の特徴からチャコウラナメクジとわかります。
孵化が近い卵を見ると,幼体のからだにこのカタツムリ特有の色合いが確認できます。左の卵の方が誕生が近いはず。
全体としてはこんな感じです。一斉に同じように変化していないのは,ばらばら状態になっていた卵を適当に寄せ集めたからです。
爪楊枝の先で卵の表面を軽く押してみました。ゴムのようにへこみました。弾性体なのです。はっきりした殻を持ったカタツムリとちがっていることがわかります。乾燥に弱いのは一目瞭然です。ナメクジは湿気がたっぷりある環境に産卵しなければならない宿命を背負っています。
この弾性体から幼体が生まれる瞬間を待つことにします。