紅葉がどんどん進みます。昆虫の姿が次々と消えてゆきます。
N公園を久しぶりに訪れました。池畔の草地を歩いて,昆虫の姿を見ようとしました。まったくいません。もういないのかと諦めつつ,「いや,もう一度,その辺を探してみよう」と思い,低木が植えられた間を探してみました。そこは草がすっかり刈り払われたところ。すると,動くものが一つ目に留まったのです。何だろうと思いながら確認。すると,ショウリョウバッタのメス! びっくり,びっくり。
この日はとくべつに寒い朝を迎えました。最低気温は1.4℃。わたしたちヒトでさえ外気中にいたら耐えがたい温度なのに,変温動物のバッタには辛過ぎるはず。紅葉風景とバッタの組み合わせがとてもふしぎに思えて来ました。
さすがにこの日は動きは大したことはありませんでした。弱々しいながらも精一杯に生き抜いてきた姿を記録できたことになります。これで見納めになるかもしれません。
なんだか寂しい感じがします。