「かたくり」の続き話です。
晴れた日,花弁の色が輝いています。
花弁の反り返った花が葉表に影をつくります。
これを横長にとらえました。
いっぱいいっぱいの花が。それらがひしめいています。
光を浴びて蕊が光ります。
やっぱり光はいいなあと思います。花を撮るときは晴れがいちばんです。また来春訪れようと強く思いました。
「かたくり」の続き話です。
晴れた日,花弁の色が輝いています。
花弁の反り返った花が葉表に影をつくります。
これを横長にとらえました。
いっぱいいっぱいの花が。それらがひしめいています。
光を浴びて蕊が光ります。
やっぱり光はいいなあと思います。花を撮るときは晴れがいちばんです。また来春訪れようと強く思いました。
カタクリの花を見ると思うのは昆虫との関係です。色とすがたの魅力的な花は飾りでなく,昆虫を呼び寄せるための道具です。花は無駄な努力をしているわけではありません。そこに理が必ずあってその場所に位置しているのです。
だから虫媒花であるカタクリにどんな昆虫が誘われてくるのか,いつも興味深く観察していきます。
今年は一瞬ヒメアカタテハが吸蜜するのを目撃しました。この例を含めてチョウが訪れたのを見るのは初めてでした。よくギフチョウがとまっている光景を写真で見ますが,この地方はギフチョウが飛び回る環境はまったく残されていません。
ハエのなかまがあちこちにいました。なかにはヒラタアブと思われるものもいました。しかし,じっとしているわけではないので,よい写真は撮れませんでした。
ヒラタアブを含めて昆虫たちが花に入っていくところは目撃できませんでした。その他,ビロードツリアブが数匹いました。花に関心を持っている様子でしたが,結局吸蜜には至りませんでした。
カタクリの花で,昆虫とのつながりを解き明かそうとすると相当時間を掛けなくてはならないようです。