自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

'22冬 虫の目レンズは友 ~セツブンソウ~

2022-03-15 | 

虫の目写真は近景・中景・遠景がコラボして環境の雰囲気を醸し出すところに最大の値打ちがあります。もちろん、中でも近景、それも極近景こそが主役です。

2月末,セツブンソウの里を訪ねました。近くの国道の気温表示は4℃。里に近づくにつれて田の雪が目に入ります。一面の雪原です。着くと,雪で覆われた畔に付けられた細い道を進みました。寒さで肌がヒヤッとします。土が剥き出したところは雪が解けてべっちゃり。

今年は例年になく2月末まで地面が雪で覆われ,セツブンソウの開花が遅れたそうです。

 

花の間にはところどころに雪が。

 

セツブンソウを見たくて訪れた人が何人も。

 

自生地を保護するのは労力のいる話です。

 

花は全部南に向かって開いています。

 

昆虫は見ませんでした。なにしろこの寒さですから。わたしは以前ここでミツバチ,ホソヒラタアブ,クロバエを撮影しました。むらの方に話をお聞きすると,ニホンミツバチを飼育している方があるので訪れることがあるのだろう,とのこと。ただし,ご自分ではまだ見かけたことがないそうです。セツブンソウと昆虫の組み合わせはよほど意識していない限り目にとまることはありません。

なんとか満足のゆく写真が撮れました。感謝。