クロマルハナバチが一匹,吸蜜に熱中。「これは格好の被写体!」といわんばかりに,撮影開始。
お母さんいわく,「ほんとうに大丈夫ですか」と。わたしは「はい,大丈夫です。びっくりさせたりしない限り,いくら近づいても刺すことはありません」と説明しました。お母さんは次のように結ばれました。「やっぱり虫となかよしなんですね。わたし隣りの町に住んでいるんですが,この公園が気に入っていて,よく来るんです。ミュージアムもいいところですね。またお訪ねします。今日は新しいことを教わってたのしかったです。ありがとうございました」。
見知らぬ人に自分から話しかけて,知りたいことを知ろうとする行為はなかなかできないものです。そこに知的好奇心がチラッと見られた思いがしました。この日の会話はこころを温かくしてくれました。
この後,ハナバチをじっくり撮影することに。適当に移動するので,後を追います。
口吻がわずかに見えます。うんと伸ばしているのでしょう。
こんなふうに口吻を伸ばして花の奥の蜜を得るのですね。こんなに大きなものが入ると,確実に受粉するはず。
パンジーを取り巻く昆虫物語はなかなかおもしろそう。