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自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

マンサク,今(40)

2018-03-19 | マンサク

このオオユスリカは,今シーズン初めて見ました。それも以降見かけることはありませんでした。

朝,偶然目に付いたのです。じっとしているので全身写真から撮りました。長い脚に長い腹,堂々たる姿です。

 

営みを撮りたくて,接近。触覚・脚に付いた花粉が印象的です。

 

複眼は見えますが,口器が曲がったままです。それが伸びたり動いたりしていれば,もっとおもしろい姿が観察できたと思うと,ちょっぴり残念。 

 

このユスリカ,敏感です。指が枝にちょっと触れて花が揺れた瞬間,パッと消えていなくなりました。かなりの警戒心を持っていると見ました。

 


ナナホシテントウの交尾

2018-03-19 | 昆虫

ホシノヒトミやホトケノザが混ざった群落にて。昆虫撮影中のことでした。ホトケノザで交尾中のナナホシテントウを見かけました。

手前の葉が視界を遮っているので,移動してくれないかなあと思っているとちょっと動きました。

 

しばらく日陰でじっとしていました。上のオスとしたのメスを比べると,からだの大きさは歴然としています。

 

日の当たるところに出て来てほしいなと思いながら,指で葉をすこしだけ動かしました。幸い気づかれなかったようです。

 

そのうちにすこしだけ動いて移動。

 

ようやく日の当たるところに出て静止。やれやれです。

 

春はさっそく昆虫たちにとって出合いの季節。一気にいのちが躍動します。目が離せません。

 


ホソヒラタアブの産卵行動

2018-03-19 | ヒラタアブ

ホシノヒトミ(オオイヌノフグリ),ハコベ,ホトケノザなどが入り混じった草むらで目撃した話題です。

ホソヒラタアブが数匹,ホシノヒトミで花粉を舐めていました。

 

 

警戒心が強いので,ほんとうにそっと近づかなくてはなりません。すこしでも気配を感じると,敏感に察知して逃げて行きます。

 

 

草の間や上をしきりに低空飛翔する個体がいました。「ははーん,これは産卵行動だな」と思い,目で追っているとそのとおり産卵を始めました。腹部を大きく曲げ,腹端をホシノヒトミの蕾にくっ付けたのです。

 

 

去った後見ると,純白の卵が一つ。長さ1mm弱。

 

 

個体は続いてホトケノザの葉裏にも卵を産み付けました。 

 

 

産卵場所は,幼虫の餌になるアブラムシがいるところです。産み付けたところにアブラムシがいるのかどうかはっきりはしません。個体が適当に産卵するとも思われません。よく探すとアブラムシが見つかるかも,です。

昆虫の行動から,その意味を紐解いてゆく作業はきっとおもしろいだろうなと想像します。今回,行動の観察から大きな成果が生まれました。「ほっ,ほーっ!」の気持ちです。