ジャガイモの収穫の時期が近づきました。
今年は雨が少なかったので,イモの出来具合は芳しくないという声を度々聞きます。我が家,それとわたしが担当している親子栽培体験農園ではどうか,気になりながら,たのしみでもあります。
さて,3月に栽培体験農園でイモを植え付けるとき,わたしはジャガイモの花と実の話題に触れました。というのは,いつも関心を向けてきたからなのですが,単に栽培をするだけでなく豆知識を提供するのも体験のおもしろさではないかと考えたからなのです。ついでに,児童書『じゃがいもの花と実』(板倉聖宣著),『ジャガイモ畑の一年間 ~花と実とタネをもとめて~』(奥山久著)を紹介しておきました。
そんな背景があって今年もまた,ジャガイモ畑を見るたびに少し実を探してみました。しかし,一向に目にはしませんでした。ところが,つい先日,思いがけないところでたくさんの実を発見したのです。
場所は近所の知人宅。道端の小さな菜園です。見つけたとき,「こんなところにあるのか!」とびっくり。それほど目立たないかたちで,ぶら下がっていました。 しかし,立派に“鈴生り”といったふうなのです。地面近くに位置しているので,大抵の人にはわからないでしょう。
「今年も出合えたか!」。そんな気持ちがして,うれしくなりました。
体験栽培園の収穫時には,この話をして皆さんをびっくりさせたいと,今からわくわくしています。