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自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

アゲハの卵,いっぱい!(3)

2018-08-15 | アゲハ(ナミアゲハ)

予想どおり,孵化した幼虫がうじゃうじゃいる感じです。これはもう生存競争というほかありません。これから生き残りをかけた戦いになるのかもしれません。柔らかい若葉はそれだけ産卵するのに魅力あるとみられます。今の時期,スダチの若葉はとてもすくないので,卵がかためて産み付けられてもしかたありません。

 

まだ卵段階のものがあります。

 

これから葉はどんどん減っていくでしょう。そのうち,幼虫たちは他に移っていくほかありません。

 

強いもの,運のよいものが生き残るのは生きものの宿命です。2%の可能性を賭けた競争が始まっています。

 


アゲハの孵化,レモンの葉でも

2018-08-12 | アゲハ(ナミアゲハ)

アゲハの庭園でレモンの木を見ていたら ,若葉にアゲハの卵がポツンと一粒。孵化近しの様子。

 

葉を切り取って室内で観察。タイミングがよければ孵化を見届けることができるでしょう。そう思って何度か確認を繰り返しているうちに,孵化が始まりました。

 

やがて頭部を出しかけました。 

 

休むことなくそのまま出て来ました。

 

頭部にピントを合わせます。個眼が見えます。

 

脚を出しました。人間でいえば赤子の雰囲気。

 

無事に誕生! 肩透かしで見逃すことがよくある中,今回はばっちりでした。この後,レモンの木に戻しておきました。   

 


アゲハの卵,いっぱい!(2)

2018-08-07 | アゲハ(ナミアゲハ)

先に産付されていた卵の一つがさっそく孵化。

すでにここまで穴が開いていました。

 

程なく出始めました。ふしぎなことに,頭部はこちらを向いていました。 

 

ややこちらを向きつつ,身を乗り出しました。

 

左に向かって出て行きました。 

 

Uターンすると,すぐに殻を食べます。口が殻をがっしり噛んでいます。 

 

口元が見える画像はわたしには貴重です。

 

 


アゲハの卵,いっぱい!(1)

2018-07-29 | アゲハ(ナミアゲハ)

畑の片隅にスダチの老木があります。葉を茂らせ,実がすくすくと育っています。日陰になった箇所に徒長した枝が伸び,先に近い葉にアゲハの卵が付いているのを発見。よく見ると,たくさんの卵が! 

 

向きを変えて撮りました。

 

近くのもう一枝にも。

 

さらに三つ目の枝にも。

 

 

それに,先に産付された卵は孵化が近い状態です。これらはそれぞれ単独で産み付けられた卵です。

 

もう初齢幼虫が生まれている葉もあります。

 

この徒長枝は葉が柔らかいので餌としてぴったり。それにここだと厳しい日差しからいのちを守るのに好条件なのでしょう。アゲハは考えて産み付けているように思われます。しかし,同じ葉にたくさん産み付けるのは生き残り戦略上は得策とはいえません。この辺りがじつに適当な産み方です。 

 


アゲハ,孵化に向かって(2)

2018-05-21 | アゲハ(ナミアゲハ)

5月20日(日)。縞模様が見えかけていた卵が大きな変化。黒くなってきました。異常事態発生? 

 

5月21日(月)。斑模様が濃くなってきました。

 

黒変した卵は多少の変化がありますが,大きくは変わっていません。

 

これを反対方向から見てみました。やっぱりなんだか変です。こんなのを見たのは初めてです。

 


アゲハ,孵化に向かって(1)

2018-05-19 | アゲハ(ナミアゲハ)

畑にレモンの木が二本。どちらもアゲハが卵を産付するので,観察には重宝な木になっています。うち一本は下写真のようにまだまだ小さく,卵を探すのに苦労がいりません。

 

5月18日(金)。この木でアゲハの卵を見つけました。近づいてみるとなんと二つが隣り合わせ! 同じ葉でちかくに産み付けられることはあっても,こんなに近くにあるのを見たのは初めてです。もちろん,同じ成虫が同じときに産み付けたものでしょう。

 

接写で撮ると,まさにドッキングしているような感じです。成長ぶりが似ているので,やはりきょうだいと思われます。 

 

別の葉にも一つ。この成長ぶりもまた似通っています。ということは三きょうだい。

 

三個の変化を同時に観察しようと思います。また大忙しになりそう。

5月19日(土)。双子風の卵にはまだ変化が感じられません。

 

こちらは赤みがかった縞模様が見えかけました。

 

 


昼,アゲハの孵化

2018-05-17 | アゲハ(ナミアゲハ)

昼,それも時間にゆとりがある時間帯に孵化があると大助かり。そうはいっても,いのちの誕生は時間を選びません。

このアゲハは幸い昼過ぎに孵化。もうすぐ孵化が始まるなと気にしていたら,殻に穴が開き始めました。こうなると,どんどん作業が進んで,スルスルと出始めるので要注意です。 

 

やっぱり! 頭がすっぽり出て,こちら向きになりました。

 

穴のある個所からまっすぐ前に向かって出て来ました。左から照明を当てているので,頭部が細かく写っています。

 

すこしはからだをくねらせるようにして出ようと努力します。体を覆う毛が印象的です。

 

あとわずか!

 

無事に誕生しました。こういう場面を見ると,「がんばれ!」と応援したくなります。 

 


アゲハの産付卵,その後

2018-04-27 | アゲハ(ナミアゲハ)

継続観察をしていた卵2個の孵化を見逃してしまいました。こういう失敗はよくあります。たまたま近くに3個目の卵を発見。代わりにそれの孵化過程を追うことにしました。

そうしてとうとう孵化日がやって来ました。それは昨日,つまり4月26日(木)のことです。その報告をします。

午後1時15分。孵化間近。

 

 

午後10時31分。見たとき,もう出かけていました。ところが,向こう側に!

 

午後10時32分。かろうじてこちらを振り返りました。

 

午後10時33分。大急ぎで反対側から写すことに。ほぼ出終わりです。

 

午後10時33分。ちょうど出終わったところ。

 

頭部をアップで撮りました。

 

無事に誕生! すてきな誕生物語でした。

 


アゲハの産付卵,今季初めて

2018-04-19 | アゲハ(ナミアゲハ)

4月15日(日)。家のスダチを見ていると,ふと目に入ったのが一粒の卵。それは小枝に産付されたアゲハの卵でした。

 

産み付けられてから日が経っている様子。

 

もっと見つからないかと探すと,今度は新芽にポツンと一つ。 

 

アゲハが産卵場所と心得て訪れたのです。

アゲハの卵の初見日となりました。今年はどんな出合いがあるか,たのしみにしておきましょう。 

 


アゲハ,交尾

2017-09-30 | アゲハ(ナミアゲハ)

アゲハの卵の様子を見にレモンの木のところに行くと,交尾中のアゲハがとまっていました。わたしが不用意に近づいたので,びっくりしたのでしょう,舞い上がりました。「しまったー!」。

 

見ていると,別の枝に移動。遠くに去らなかったのは幸い。しかし,高い位置なので腕をぐっと伸ばして撮影しなくてはなりません。

 

全体を入れてパチリ。

 

撮っているうちにまた移動。どうも邪魔されていると感じたようです。それでもっと慎重に接写しました。

 

何回か移動しましたが,ペアは別れませんでした。

 

翅を大きく広げたので,大急ぎで撮りました。上がメス,下がオスです。斑紋の鮮やかさ(濃さ)がくっきり。

 

また移動。より優雅なスタイルを撮りたくて,ここでもパチリ。

 

ぐっと近づいてパチリ。 

 

このペアはわたしが迷惑をかけたに違いないのに,期待を裏切ることなく,様々な姿を披露してくれました。感謝。