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自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

アカタテハの春(3)

2024-04-12 | アカタテハ

4月3日(水)。

シリーズ前回にご紹介した写真は深度が浅くてわかりづらさがありました。それで翌日,よりよいもの,臨場感が感じられるものをと思い,撮り直しました。くっきり度がアップ。トリミングなしです。

 

この卵の中の色は一色,つまり単色ではありません。産付から日が経っている証拠です。葉の表面も印象的。

 

これも同じように,濃淡が感じとれます。

 

真上から撮りました。

 

これはもうはっきり変化が!

 

横長で撮ると……。

 

よくよく見ていくと,おもしろい光景が。葉の先端の一部に卵が産み付けられています。

 

ここにも。狭いところにぎっしりと産み付けられたら,こんなことも起こりうるという話です。

 

卵のサイズは直径0.6mm,高さ0.7mmです。そう思いつつ見直すと,やっぱりいのちってスゴイ! 「いのちの小宇宙,バンザイ!」,ですね。

 


アカタテハの春(2)

2024-04-10 | アカタテハ

4月2日(火)。

卵の様子が気になっていたので,撮影。順調に変化が進行中のようです。

 

単色ではないので誕生に向けて順調なのでしょう。

 

これは単色のように見えます。産み付けられてから日が浅いのかも。ということは,たくさんの卵は産付日がずれているとみてよいでしょう。

 

頂部付近に粒のようなものが見えます。

 

おもしろくなりそうです。

 


シンメトリー風昆虫風貌 ~アカタテハ~

2024-04-07 | アカタテハ

塩ビ板ミラーにアカタテハを置いて撮影しました。上が実物です。

 

縦方向で撮りました。触覚をしっかり入れて撮ったつもりです。直線状の伸び具合が印象に残りました。

 

脚の様子がおもしろいなあと感じます。もちろん,これはミラーの効果です。

 

遊び心で撮ったのですが,試してみるおもしろさをここでも感じとりました。

 


'24 昆虫の頭・顔 ~アカタテハ~

2024-04-06 | アカタテハ

自宅脇でアカタテハを捕獲。一晩手元に置いて撮影しました。

 

翅の表は目立つ色をしているのですが,裏側はとても地味。冬,この色そっくりな環境で生き延びているのでしょう。木や枯れ葉にそっくり。

 

複眼に生えた毛がよくわかります。

 

真正面の様子です。毛で覆われたからだがチョウの特徴。

 

ぐっと近寄ってみました。

 

複眼だけをアップで撮りました。個眼と個眼の間から毛が生えていて,毛そのものはまばらです。ゴミの様子を見ると,毛の役割が想像できそう。

 

このアカタテハに感謝しつつ,翌朝放ってやりました。

 


アカタテハの春(1)

2024-04-02 | アカタテハ

3月30日(土)。わが家の畑にて。

片隅にカラムシの株があります。もちろん昨年の茎が枯れていますが,根元から新芽が伸びてきています。今日見ると,なんとアカタテハの卵が! それも狭いところにわんさとかためて産み付けられているのです。もう,ただただびっくり。

アカタテハが活動を始めました。世代交代の準備を始めたのです。

 

とにかくどっさり。

 

同じ親が,同じ頃,産み付けたのでしょうか。

 

孵化を撮影するときは,これはこれはたいへん。

 

思っただけでたいへん。でも撮り逃しはないでしょうから,まずは安心かな。

 


今秋のアカタテハの卵(続)

2021-09-07 | アカタテハ

アカタテハの幼虫が孵化するのを観察・撮影しようと思うと,兆候が見えかけた頃,気にかけておかなくてはなりません。うっかりしていると,もう孵化済みという場合があります。したがって,15分刻みに確認するほどの注意深さが必要です。

今回の孵化観察でも,その注意深さが役立ちました。

 

殻から生まれ出る直前です。

 

別の例です。身を乗り出しました。

 

葉の表面に無事着地。

 

卵の大きさが1mmよりも小さな世界の出来事,という目で見ると,何度観察しても飽きません。いのちへの畏怖という感覚が生まれます。

 

 


今秋のアカタテハの卵

2021-09-06 | アカタテハ

我が家の畑の片隅にカラムシが自生しています。そこにアカタテハが卵を産むのですが,9月に入ってからこの卵をいくつか発見しました。

 

写真の真ん中あたりに一粒見えます。

 

卵の直径は0.6mm,高さは0.7mm。中の様子を見ると,孵化が近づいているようです。

 

これもです。

 

いずれも同じ日に,同じ成虫が産み付けたのかもしれません。

 

できれば孵化を撮影しようと思います。これが孵化してやがて成虫になり,そうして冬を越します。

 

 

 


'21昆虫の頭・顔 ~続 アカタテハ~

2021-04-08 | アカタテハ

複眼に付いたゴミを取り除いて撮影しました。もちろん,紙に載せたままです。複眼の毛が林立しています。

 

真横から複眼を撮りました。このままでは半球に見えます。

 

反対側からも。じつに込み入った姿に見えます。細かい!

 

両眼を合わせると,富有柿のような,バフンウニのようなかたちです。

 

肉眼では判別できない世界が広がります。「ほっ,ほーっ!」の世界です。

 


'21昆虫の頭・顔 ~アカタテハ~

2021-04-06 | アカタテハ

この際アカタテハの頭と顔をきちんと写真記録しておこうと,接写を試みました。モデルは飼育容器に入れておき,早朝にそこから出しました。今頃の朝だと,体温が上がっていないので動きはほとんどありません。

 

白い毛が白トビしないようにフラッシュの光量を抑えています。複眼に見える黒い斑紋は偽瞳孔です。こちら向きがいつももっとも濃くなります。

 

近寄ると,複眼の毛がくっきり。ゴミが付着しているのがわかります。これは飼育容器の中で暴れた際からだの毛・鱗片・ゴミが付いたのでしょう。この写真から,複眼にある毛の役割がすこし理解できます。

 

反対側も撮りました。

 

おしまいに真正面から。複眼のかたちは単調な半球でなく,下側が上に向かって食い込んでいるのがわかります。両眼を合わせるとけっして球になるわけではありません。

 

せっかくなので,付着したゴミ類を除いて再び撮ることにします。次回記事にします。

 


今季初のアカタテハ,孵化へ(2)

2021-03-30 | アカタテハ

3月29日(月)。今日もまた,同じカラムシの株にアカタテハが。それも二頭も!

 

前回,くっ付いた卵の画像をアップしました。今日,卵を調べていると,他にもあることがわかりました。

 

発生が進んでいます。長い脚アブラムシのそれです。

 

ここにも。下の卵はつぶれています。

 

この調子だと,孵化がかなり観察できそうです。