この際アカタテハの頭と顔をきちんと写真記録しておこうと,接写を試みました。モデルは飼育容器に入れておき,早朝にそこから出しました。今頃の朝だと,体温が上がっていないので動きはほとんどありません。
白い毛が白トビしないようにフラッシュの光量を抑えています。複眼に見える黒い斑紋は偽瞳孔です。こちら向きがいつももっとも濃くなります。
近寄ると,複眼の毛がくっきり。ゴミが付着しているのがわかります。これは飼育容器の中で暴れた際からだの毛・鱗片・ゴミが付いたのでしょう。この写真から,複眼にある毛の役割がすこし理解できます。
反対側も撮りました。
おしまいに真正面から。複眼のかたちは単調な半球でなく,下側が上に向かって食い込んでいるのがわかります。両眼を合わせるとけっして球になるわけではありません。
せっかくなので,付着したゴミ類を除いて再び撮ることにします。次回記事にします。