葉月のブログ

命題:ウイルスの糖鎖はヒトの糖鎖と同一なので病因とはならない

食塩水を注射したマウスでもメモリーT細胞がスパイクで増加している

2023-09-13 | 編み物をしながら考えたこと
昨日言及した中国のマウスの実験の論文を読んでいたのですが、
マウスに食塩水、mRNA封入LNP、mRNA結合脂質などを注射して、免疫細胞の変化をみています。

メモリーT細胞ができているかを調べるために、脾臓の細胞をスパイクタンパクで刺激しています。

メモリーT細胞には、エフェクター(TEM)とセントラルメモリー(TCM)があるようですが、脂質ナノ粒子のmRNAでは、食塩水と同じ結果がでています。つまり、脂質ナノ粒子のmRNAは、細胞障害性T細胞のワクチン効果はなしということが更に確認されました。ウイルスに対しては無能ということです。

さらに興味深いことに、食塩水を注射したマウスでも、スパイクタンパクに対するエフェクターメモリーT細胞が存在しているということが、下記の実験(N)で明らかになりました。

これはどういうことでしょうか?
スパイクタンパクに対する何らかの細胞性免疫が既にマウスに確立していたということでしょうか?
それは、スパイクタンパクが、何かもっとありふれたものだと示唆しているのでしょうか?
新型コロナとは無関係なのでしょうか?

 






使用したスパイクタンパクRBD
A DNA sequence encoding the SARS-CoV-2 (2019-nCoV) Spike Protein (RBD) (YP_009724390.1) (Arg319-Phe541) was expressed.



Memory SARS-CoV-2 CD8+ T cells have similar expression profiles (Grifoni et al., 2020; Rydyznski Moderbacher et al., 2020; Peng et al., 2020; Sekine et al., 2020; Zuo et al., 2020a). 






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