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葉月のブログ

命題:ウイルスの糖鎖はヒトの糖鎖と同一なので病因とはならない

Dr. Myhill のサイトから 一酸化炭素中毒と多種過敏症

2014-10-29 | マイヒル医師(慢性疲労症候群)

一酸化炭素中毒と多種過敏症 - 過敏症状の説明の試みとして

英文へのリンク


一酸化炭素中毒と多種過敏症 - Albert Donnay による考え




私は、たくさんの過敏症の人を診てきた。過敏症は、時として極端であり、光、音、接触、臭い(多種化学物質過敏症)、しばしば、電磁波(電気過敏症)である。私はいつもそれらの根底に機序があるかどうかを考えていたが、実際にあるようである。! Donnay は、これが、既往または罹患中の一酸化炭素中毒の証拠であることを説得力のあるケースとして説明しており、この一酸化炭素は、外界を起源とするものであることも、ストレス反応として体内で作られるものがある。これが、過敏症と過覚醒のスイッチをオンとし、慢性不安症や精神症状をもたらす可能性がある。これは、治癒可能である。


一酸化炭素 (CO) 中毒はの起源はどこか?


外界の起源

主に、炭素の不完全燃焼であり、自動車の排気ガス、焼却炉、ガスコンロ、ストーブ、タバコ、爆薬など。
ヘモグロビンが破壊したときや、溶剤や缶スプレーによく使われるジクロロメタンを吸い込んだときにもCOが発生する。


身体の起源

興味深いことに、COは、ストレス応答として、身体の中で発生するかもしれないということである。あらゆる種類のストレスは、いわゆる「普遍的ストレス酵素」と呼ばれるヘム酸素添加酵素1(HO-1)の産生を増加させる。それは、身体中に存在し、ヘムタンパク質のヘムを分解して、鉄、ビリベルジン(これは、その後、強力な抗酸化物であるビリルビンに変換される)、および一酸化炭素を生じる。動物やヒトにHO-1を誘引することが示されているストレスは、熱、光、音、臭い、電磁場、感染、身体的トラウマ、精神的・心理的ストレスである。これらのいずれかの経路による慢性的なストレスは、ヘムの慢性的な破壊、そして、低度の慢性CO中毒を起こす。物理的、生物的、化学的、精神的ストレス要因などの多くの異なるタイプのストレスがHO-1を誘引することは、慢性ストレスの基本的な症状が、ストレス要因のタイプにかかわらず、CO中毒と類似していることを説明している(下記の症状参照)。ストレスにより誘引されるHO-1 の活性と、ストレスには応答しない他のイソ酵素であるHO-2比較的一定した活性とをあわせると、人体のCO産出の約75%を占める。他のCO起源としては、フェノール、フラボノイド、ハロゲン化メタンの自己酸化、有機化合物の光酸化、膜脂質の脂質過酸化(臨床的には、DNA付加物検査一環として、脂質過酸化物がよく見られる)。HO 活性は、血液や様々な器官で直接測定できるが、もちろん変動が激しい。一方、内因性のCO レベルは、外因性によるものも含まれるが、息、血液、筋肉で直接測定できる。一番よく測定されるカルボキシヘモグロビン レベル (COHb) は、COに結合しているヘモグロビンの割合だけを特定するものであり、慢性的なCO中毒の場合、この割合に異常はみられないし、急性の場合でも、いつも症状に関連しているとはいえない。抗酸化物の状態が良好である場合、CO中毒の効果は、もちろん軽減されるであろう。


どんな症状があるか?

短期間では、COが、ヘモグロビンの酸を置換し、より強力に結合して、すべての臓器が酸素欠乏となる。これは多様な症状をもたらすが、特に、インフルエンザのような症状、頭痛、疲労、脱力、筋肉痛、痙攣、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、錯乱、記憶喪失、めまい、協調障害、胸部痛、心拍数増加、呼吸困難、浅呼吸、聴覚、視覚、嗅覚、味覚、触覚の変化がある。ストレスがCOを発生させ、COが過敏症を発生させるという明らかな悪循環がある。


どうして過覚醒・慢性不安なのか?

私は常に、過覚醒・慢性不安の進化的必要性について考えてきた。不必要に心配することは、精神的情緒的エネルギーの無駄と思われる。しかし、これは、闘争・闘争応答のための十分なエネルギーリザーブがないことを身体が無意識に理解するときの、闘争・逃走メカニズムの一部かもしれない。この場合、茂みに隠れる牙をむいたトラから全速力で逃げるための酸素の供給がないということである。この場合、罹患者は、そのような脅威(身体的、精神的、代謝的、感染的、情緒的などなんでも)に十分な危険信号を得るために、絶えず過覚醒でいなくてはならないことを意味する。

Donnay は、過敏症、過覚醒、絶えず心配しているとことの症状は、酸素消費量が少ないことの徴候かもしれないと示唆している。

中略


疑わしい一酸化炭素中毒症状と多種過敏症の酸素での処置

治療については、訳しませんが、患者の意見をよく聞いてくれる専門家と相談してください。

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