葉月のブログ

命題:ウイルスの糖鎖はヒトの糖鎖と同一なので病因とはならない

2003年夏の高齢者施設のOC43アウトブレイクの論文

2020-07-26 | 新型コロナ
2003年7月8月の高齢者施設での呼吸器疾患流行時の原因病原体がOC43であると結論された論文です
考察の部分に、気になることが書いてありましたので、ご紹介します。

まず、

「複数の研究所が、ヌクレオカプシドタンパク質をターゲットとした場合、血清検査で、SARSと他のコロナウイルスとの交差反応が見られることを報告している」(参考文献27-31)

しかも、

「他のコロナウイルスだけでなく、インターロイキン11でも交差反応がある」

ということです。

例えば、今回の新型コロナの簡易検査キットで、横浜市立大学大学院医学研究科の梁明秀教授のグループは、ヌクレオカプシドタンパク質を抗原に使用しています。他のコロナウイルスとは交差反応しないことは確認していますが、ヒト由来のタンパク質に関する記述はありません。

つまり、この簡易検査キットで血液を調べて、血液中にあるヒト由来のタンパク質と交差反応する可能性があるかもしれないということです。

そして論文では、

「最初のSARSのPCRによる陽性結果は、偽陽性だったことが最も確からしい」

と結論しています。カナダの最高研究所で、操作をミスって擬陽性を出したという結論ですが、オリジナルのサンプルを使い切ってしまって再実験できないというミスも犯しているようですが、これもどうなのでしょうか。

それから、PCRへの注意として

「Since 2003, there has been some effort to refine RT-PCR testing for SARS-CoV generally, and most experts now caution against the use of nested methods for routine diagnostic testing (35).
(2003年以来、SARS-CoV用のRT-PCRテストを洗練する努力が広くなされており、現在多くの専門家は、ネステッド法を診断テストとして日常的に使用することに注意を促している)」

と書いてありました。2020年に大々的にやっていることが間違っているというお叱りの言葉ですね。大橋先生💗の仰る通りですね。

そして、

「厳密な臨床診断と疫学的観察をラボのテストで置き換えてはいけない」
「観察していることに矛盾がある場合、すべての可能な解釈を考慮すべきだ」

と結んでいます。

それから、このアウトブレイクで、メタニューモウイルス陽性者が4人いたことも書いておきます。

下のリンクは、インターロイキン11との交差反応の論文です。
SARSと新型コロナのウイルスのヌクレオカプシドの相同性は約90%です。

ということは、新型コロナのワクチンがインターロイキン11にも交差反応する抗体を作ってしまうかもしれないってこと?

コメントを投稿