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葉月のブログ

命題:ウイルスの糖鎖はヒトの糖鎖と同一なので病因とはならない

症例(サーバリックス)21 イギリス ジェマ

2013-08-21 | サーバリックス症例
ジェマ英国

2011年7月31日入力


ジェマは学校が好きで、ほとんどの学科で良い成績をとっていたけれど、スポーツが本当に得意でした。彼女は、サッカー、ホッケー、クリケット、ラウンダーズのすべてで、トーナメントチームにいました。ラウンダーズのチームは3年続けて無敗でした。上級生の時は、彼女は、ネットボールの年間最優秀プレイヤーでした。

16歳の誕生日の前の週、ジェマは、誕生日パーティを友だちとアイススケートをして祝うことを計画していました。突然、彼女はめまいが始まり、頭痛がしました。彼女の両親は、多分風邪か何かで、ちょっと気分が悪いのだろうくらいに思っていました。彼女は、パーティができませんでした。

めまいと痛みが数日続いたので、両親は彼女を医者に連れて行きました。血液検査の結果に異常がなかったので、ジェマの一般医は眩暈症と診断して、薬を処方し、MP3プレイヤーを使わないよういいました。皆、1週間もすればよくなるだろうと思っていましたが、そうなりませんでした。

時間が経つにつれて、めまいはやや弱くなりましたが、頭痛が徐々に悪化していきました。痛みがひどく、ジェマは学校をしばしば早退するようになりました。視力が落ち始め、眼鏡を使用するようになりました。両親は、専門医にみてもらう決心をしました。

ジェマのMRI (頭部スキャン)には異常がありませんでした。ティーンの女の子たちがよく罹る、基底部偏頭痛と考えて、神経科医は、一般医に適当な薬を示唆する手紙を書きました。

処方された薬を飲んでもジェマは改善しないまま、GCSEの試験を受け、その夏の間、彼女はもっと内にこもるようになりました。ときどき友達とトラッフォードセンターへ買い物に出かけることだけが、唯一のアクティビティとなりました。ほとんどの時間をひとりで自室ですごしました。頭痛が続いたので、一般医は別の薬を推薦しましたが、効果はありませんでした。

彼女の両親は、娘が苦しんでいるのを見るだけで、何の助けもできませんでした。ジェマの病状は悪化しました。頭痛によりときどき学校を休んでいたのが、一度に1週間から2週間も休むようになりました。彼女は隠遁者のようになり、ひどい痛みのため自室に閉じこもっていました。なすすべもなく、両親は彼女の病状の原因を見つけようと必死でした。突然、サーバリックス接種した日、学校までジェマを迎えに行ったことを思い出しました。彼らだけで調査して、同じワクチンの後同じ症状で苦しんでいる多くの人がいることを発見しました。物事が理にかない始めました。

この時は毎週となっている医者への診察に、得た情報を持っていくようになりました。どの医者も、サーバリックスのワクチンのあと同じ有害反応が起こった少女が英国中にいることに気がついていませんでした。このことを知ったあと、ジェマの神経専門医の1人は、彼女の新しい病状について、

「診療所で話し合ったように、私の考えでは、最も有望な説明は、ワクチンが、持続する(偏頭痛などの)頭痛への潜在的な傾向を誘引したというものです。」 と述べました。

結局、ジェマは、推奨されているようにサーバリックスの接種を3回受けたのでした。英国ではサーバリックスは学校のプログラムで投与されるので、両親は、ワクチンの接種日を知らされないこともあります。ジェマ は両親に知らせたといいますが、両親はそれを思い出せません。ジェマが最初に病院へ行ったのが3回目のサーバリックス接種の翌日だったことを発見するのにとても長い時間がかかりました。 ジェマの両親は彼女の話を語ることで、他の人たちが同じような経験をせずにすむことの助けになればと思っています。

2012年11月8日、父親マークのコメント

ジェマは、Aレベルの試験に合格して、今、ロンドン芸術大学でファションの勉強をしています。彼女は、ときおり頭痛があるだけで、眼鏡も必要ではなくなっています。ジェマは大学でネットボールのチームにはいり、人生を楽しんでいます。希望を持ち続けて !

マーク(ジェマの父親)

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