佐藤先生のフェイスブックから
News Feed
Sotaro Sato Yesterday at 9:50am · Edited ·
<宮城県医師会のワクチン研修会>
12月5日、平成27年度宮城県広域化予防接種事業研修会が開かれた。予防接種を行う医療機関は”受講が必須”と案内に書かれているが、欠席しても接種事業からの除外などは行われないようだ。当医院では、予防接種は平成23年秋より一切行っていないので、出席の義務はないのだが、どのようなことが話されるのか聞いておこうと考え出席した。
受付で名前を書き資料を受け取るのだが、ワクチンメーカーの人が受付をやっており、資料には会の案内とメーカーのワクチン(水痘、4種混合)のパンフレット、メーカーの作った「日本の定期/任意予防接種スケジュール(平成27年5月18日以降)」というのが入っていた。ざっと見て400人くらいの出席者があったように見えた。
毎回”予防接種の専門家”の公演があるが、今回は新潟大学 小児科分野教授 斉藤明彦先生の「予防接種の最新情報2015」というテーマであった。
麻疹の日本からの根絶宣言からの話から始まった。水痘、Hib,小児肺炎球菌ワクチン、ロタのワクチンの効果の現況が話された。子宮頸がんワクチンの積極的勧奨の中止の話があったが、副反応症状としては痛み(CRPS)と不随意運動のみに触れただけだった。これらの症状はワクチンによって起こったというのではなく、注射の痛みによる「転換反応 conversion disorder」という見解であった。また、CSISの「HPV vaccine in Japan」の紹介があった。私には「日本から誤った副反応情報が世界中に広まって困る」というような意図を以て語っておられたように思えた。
全体としてはワクチンは有効という話ばかりで、副反応については、ロタワクチンによるイレウスについてだけだった。副反応について検討するという部分は、”全くなかった”と言っていいと思う。
公演の終わりに質疑応答の時間が設けられたので、早速私が挙手した。
私:私の名前はCSISの文書の1ページ目に出てくる。子宮頸がんワクチチンの副反応については痛みと不随意運動に触れられたが、もっと問題になっていることは通学進学ができなくなっていることである。質問であるが、11月27日の予防接種副反応検討部会の資料をご覧になっておられるか。
答え:米国出張中だったため見ていない。
私:水痘ワクチンで2名の死亡が報告されている。麻疹、おたふくかぜワクチンでは死者はないが、水痘、おたふくかぜワクチンでは脳炎、髄膜炎の副反応で、ワクチン株ウイルスが検出されている。23価肺炎球菌ワクチンで9名、インフルエンザワクチンで15名の死亡がある。
答え:死亡については乳児突然死症候群、高齢というような、ワクチン以外の要件が働いている。
座長から、斉藤先生は18時の新幹線で帰るので質問を短くとか言われていたので、粘って議論することは避け止めた。質問は私だけだった。
(メモが見当たらず記憶で書いておりますので、後日訂正する可能性があります。23価値肺炎球菌ワクチン、インフルエンザワクチンの副反応報告は”すさまじい”です。これも後日検討して紹介いたします。資料は以下より得られます。) http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000105632.html
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Sotaro Sato Yesterday at 9:50am · Edited ·
<宮城県医師会のワクチン研修会>
12月5日、平成27年度宮城県広域化予防接種事業研修会が開かれた。予防接種を行う医療機関は”受講が必須”と案内に書かれているが、欠席しても接種事業からの除外などは行われないようだ。当医院では、予防接種は平成23年秋より一切行っていないので、出席の義務はないのだが、どのようなことが話されるのか聞いておこうと考え出席した。
受付で名前を書き資料を受け取るのだが、ワクチンメーカーの人が受付をやっており、資料には会の案内とメーカーのワクチン(水痘、4種混合)のパンフレット、メーカーの作った「日本の定期/任意予防接種スケジュール(平成27年5月18日以降)」というのが入っていた。ざっと見て400人くらいの出席者があったように見えた。
毎回”予防接種の専門家”の公演があるが、今回は新潟大学 小児科分野教授 斉藤明彦先生の「予防接種の最新情報2015」というテーマであった。
麻疹の日本からの根絶宣言からの話から始まった。水痘、Hib,小児肺炎球菌ワクチン、ロタのワクチンの効果の現況が話された。子宮頸がんワクチンの積極的勧奨の中止の話があったが、副反応症状としては痛み(CRPS)と不随意運動のみに触れただけだった。これらの症状はワクチンによって起こったというのではなく、注射の痛みによる「転換反応 conversion disorder」という見解であった。また、CSISの「HPV vaccine in Japan」の紹介があった。私には「日本から誤った副反応情報が世界中に広まって困る」というような意図を以て語っておられたように思えた。
全体としてはワクチンは有効という話ばかりで、副反応については、ロタワクチンによるイレウスについてだけだった。副反応について検討するという部分は、”全くなかった”と言っていいと思う。
公演の終わりに質疑応答の時間が設けられたので、早速私が挙手した。
私:私の名前はCSISの文書の1ページ目に出てくる。子宮頸がんワクチチンの副反応については痛みと不随意運動に触れられたが、もっと問題になっていることは通学進学ができなくなっていることである。質問であるが、11月27日の予防接種副反応検討部会の資料をご覧になっておられるか。
答え:米国出張中だったため見ていない。
私:水痘ワクチンで2名の死亡が報告されている。麻疹、おたふくかぜワクチンでは死者はないが、水痘、おたふくかぜワクチンでは脳炎、髄膜炎の副反応で、ワクチン株ウイルスが検出されている。23価肺炎球菌ワクチンで9名、インフルエンザワクチンで15名の死亡がある。
答え:死亡については乳児突然死症候群、高齢というような、ワクチン以外の要件が働いている。
座長から、斉藤先生は18時の新幹線で帰るので質問を短くとか言われていたので、粘って議論することは避け止めた。質問は私だけだった。
(メモが見当たらず記憶で書いておりますので、後日訂正する可能性があります。23価値肺炎球菌ワクチン、インフルエンザワクチンの副反応報告は”すさまじい”です。これも後日検討して紹介いたします。資料は以下より得られます。) http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000105632.html
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