NANAさんからいただいたコメントです。
- 毎年細胞診⁉ (NANA)
- 2016-02-29 08:39:38
- 葉月さん、おはようございます。
> これを読むと、海外でも、20歳代は、毎年細胞診を受けるよう推奨されていると思ってしまいますが、
大嘘です!!!
『「ニセ医学」に騙されないために』は読んでいないのですが、葉月さんの引用どおりなら、読者をミスリードする非常に問題ある文言ですね。
20代女性の併用検診(HPV-DNA検査と細胞診)は、偽陽性や要精検さらに過剰診断・過剰治療の増大に繋がる懸念から海外では慎重、批判的な考え方が有力です。
同様な考え方から、「毎年」の検診(細胞診)も海外の多くの国で勧奨されていません。
「(20歳代は)毎年細胞診をうけるべき」という本の記述は、撤回してもらわないとダメですね。
た だ、日本ではHPVワクチン接種推奨の先頭に立っている今野良氏など毎年細胞診も強く勧めている医師も一部いますから、NATROM氏がそれに同調するな ら、現行の2年に1回より毎年細胞診の方がデメリットよりメリットがあるという「エビデンス」を提示してもらわなければなりません。
NARTOM先生の本では、『日本産婦人科医会鈴木光明氏資料』を先に挙げており、その後、
---以下引用---
同資料には、「30歳未満の女性は一過性の感染が多いため、併用検診を実施すべきではなく、毎年細胞診を受けるべきである」と書いてある。
---引用終り---
となっています。NATROM先生の本の子宮頸がんワクチンの項では、最後に、正確な情報が必要だとして、鈴木光明氏の意見を引用しています。
「自動車のシートベルトを考えてみてください。シートベルトを着用していなかった人の死亡率は、着用していた人の約15倍といわれています。中には、シー トベルトを着用していても死亡してしまう場合や、まれに着用していたために亡くなった方もいるでしょう。それでも、みんなの安全を守るにはシートベルトを 着用することが重要だと思います。子宮頸がんワクチンは国内の死亡例はゼロですが、副反応に苦しんでる方がいるし、ワクチンを接種していても子宮頸がんに かかる人も出てくるでしょう。しかし、多くの女性を子宮頸がんから守るには、検診とともに予防接種を受けることが重要ではないでしょうか」(鈴木主任教授、日本産婦人科医会常務理事で自治医科大学(栃木県)産科婦人科学) リンク先
それに鈴木光明氏はグラクソやメルクからの寄付記録を開示拒否。正確な情報が聞いてあきれる。
ttps://www.facebook.com/hatatomoko826/posts/151981461655299
> 同資料には、「30歳未満の女性は一過性の感染が多いため、併用検診を実施すべきではなく、毎年細胞診を受けるべきである」と書いてある。
鈴木氏の資料に注釈や批判を加えるわけでもなく肯定的に紹介・引用しているのでしたら、読み手はNATROM氏は鈴木氏と同じ意見だと受け取って当然です。少なくとも引用した部分については。
ministさん、
> べたべたな詭弁。シートベルトには重篤な副作用はないからね。
そう、おっしゃるように、鈴木光明氏の喩え話はまさしく詭弁ですね。
コメントで「反医療」を「差別主義」に喩えたNATROM氏の論法と根は同じ。
相手が殆んど反論できないような喩え話を引っぱり出して、自説を正当化しようとする下劣なレトリックの使い手は要注意ですね。
> それに鈴木光明氏はグラクソやメルクからの寄付記録を開示拒否。正確な情報が聞いてあきれる。
ホントにあきれます。
ttps://twitter.com/sawataishi/status/704312859648331776
ランチョンセミナー1 12:00~13:00
「子宮頸がん予防の最近の話題」
日本産婦人科医会常務理事 鈴木 光明 先生
共催:MSD株式会社
ttp://shinsen.biz/jaog42/program.html
●基調講演
『子宮頸がんは早期発見から予防の時代へ~HPVワクチンとHPV-DNA検査による予防~』
鈴木光明先生
自治医科大学 産婦人科学講座 教授
主催/朝日新聞社 共催/日本産婦人科医会、日本対がん協会、日本臨床細胞学会、日本婦人科腫瘍学会 協賛/株式会社キアゲン、三菱化学メディエンス株式会社、グラクソ・スミスクライン株式会社 後援/明治安田生命保険相互会
ttp://www.cczeropro.jp/news_list/145.html