サーバリックスのアジュヴァントAS04の成分の1つである MPL (モノホスホリルリピッドA)は、
GSKのウェブサイトでは、「グラム陰性菌の外膜の成分を無毒化したもの」と説明されています。
このグラム陰性菌が、サルモネラミネソタR595(Re変異株)です。
変異株というのは、野生の菌を培養し続けている間に、その遺伝子の一部が変異(核酸の一部が付加、置換、欠失)したものであって、
遺伝子組換えとは異なるものであることを理解してください。
外膜の成分というのは、LPL(リポ多糖、リポポリサッカリド、リポポリサッカライド、内毒素などとも呼ばれる)のことで、
これは、サルモネラ菌の細胞膜(外膜)の成分の一部です。
無毒化したというのは、LPL の高い毒性を、
リン酸基とアシル基の一部を除くことによって無くしたとういことです。
つまり、サーバリックスに使用されている MPL とは、化学合成されたものではなく、
また、サルモネラ菌が成分として入っているというものでもありません。
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