正確には、「ウイルスが感染していないヒトの細胞でも、新型コロナウイルスが感染していることを証明する実験結果が得られることを証明している」
ウイルス学では「対照実験」を行っていない。
科学の仮定を実験で証明するときには、使用した実験技術そのものが肯定的な結果を与えたものではないことを示すために、ウイルスが存在しない条件で同じ実験を行った場合に、否定的な結果が得られることを示さなくてはならないが、ウイルス学ではこの「対照実験」を行っていなかった。
今回の新型コロナウイルスの同定実験においても、「対照実験」が行われていないので、ランカ博士は3つの対照実験を行う計画を立てて、実施した。
実験その1
ウイルスが感染していないヒトの組織を「対照」として使用して、細胞毒性の実験を行ったところ、ウイルスを含むサンプルの細胞毒性と同じ結果を示した。
実験その2
ウイルスが感染していないヒトの組織から核酸を取り出して、PCRで新型コロナウイルスのゲノムが検出できるかどうか実験した。
12回増幅した時点で、新型コロナウイルスのゲノムの20%を検出した。
30回増幅した時点で、新型コロナウイルスのゲノムの100%を検出した。
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