ガーダシル接種後に、その成分のポリソルベート80に感作されて、ポリソルベートが添加されているヨーグルトでも蕁麻疹を発症していた米国の女の子について、以前紹介しました。
日本でポリソルベートを製造している日油株式会社のホームページで、ポリソルベートの免疫原性が低分子量の不純物を除くことで抑制できると書いてありました。
「日油株式会社の高純度オレイン酸誘導体ポリソルベート80(HX2)は、アルデヒド価や過酸化物価が極端に低い世界最高品質のポリソルベート80です。この特徴は安全性にもつながっており、ラット肥満細胞を用いた試験において、一般のポリソルベート80に比較してヒスタミン遊離が少ないという結果が得ら れています。また、最新のデータでは、犬を用いたIn vivoの試験においてもヒスタミン遊離が少ないことが確認されており、アレルギーを起こしにくいポリソルベートとして世界中から注目を集めています。」
https://www.nof.co.jp/business/dds/product03-3.html
PEG3350の下剤にIgEを介するアレルギーを持つ患者が、ペグ化リポソームの心エコー用造影剤でアナフィラキシーを起こしたケースが、2020年1月に報告されています。
ポリソルベートは、薬用クリーム、化粧品、食品(アイスクリーム、チョコレート、ドレッシング、ココア、インスタントラーメンの調味料、マヨネーズ、洋菓子、飴、野菜の漬物、チーズ、ショートニング)などに使用されており、知らずに感作されている人が多数いるのではないかという懸念があります。
そして、ポリソルベートとPEGは交差反応が確認されています。
mRNA新型コロナワクチンに使用されているペグ化脂質が、ポリソルベートやPEGに感作されている人にアナフィラキシーを起こす可能性については、2021年7月の論文で議論されていました。
検索してみると、2021年1月の時点で既にたくさんの人が、ペグとアナフィラキシーに関してブログ等に書いていたようですね。
もしペグ化脂質が原因のアナフィラキシーの後遺症なら、身の回りからポリソルベート、PEGを徹底的に排除してみると症状が緩和するかもしれません。
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