葉月のブログ

命題:ウイルスの糖鎖はヒトの糖鎖と同一なので病因とはならない

PEG化脂質の問題点

2022-01-28 | 新型コロナワクチン被害

脂質ナノ粒子に含まれているもう一つの脂質であるPEG化脂質に関する研究は多数ありますので、一つ一つ見ていきたいと思います。

 

OGPイメージ

PEGylated liposomes: immunological responses

A commonly held view is that nanocarriers conjugated to polyethylene g...

PubMed Central (PMC)

 

PEG化脂質は、薬物のデリバリーシステムとして長年使用されており全体としては安全だと考えられているようですが、この論文では、PEG化脂質の免疫原性に関する懸念として、以下の2点を挙げています。

(1)繰り返し投与すると、PEG化ナノ粒子の排出速度があがってしまう現象で、血中クリアランス促進作用(ABC)とよばれるもの、PEGなどのナノ粒子の成分に対する抗体産生が観察されている

(2)過敏反応、補体活性化関連偽アレルギー(CARPA)と呼ばれるもの

 

VAERSで、ペグ化脂質に対する抗体が報告されているか調べてみました。

http://www.medalerts.org/vaersdb/findfield.php?IDNUMBER=1952888

英国の小児患者(15歳以下)

基礎疾患の急性リンパ性白血病のための治療薬のクリアランス速度が上昇してしまったと報告しています

薬物クリアランスが増加した。挫傷;出血;凝固第VIII因子レベルが低下。抗ポリエチレングリコール抗体が存在。フレアアップ。

小児患者は、bnt162b2(COMIRNATY)(バッチ/ロット番号:不明)を1回接種。

病歴には、「急性リンパ性白血病」(進行中)が含まれる。

薬物クリアランスの増加(医学的に有意)。挫傷(医学的に重要)。出血(医学的に重要)。凝固第VIII因子レベルの低下(医学的に有意)。抗ポリエチレングリコール抗体が存在(医学的に重要)。病状悪化(医学的に重要)。

ファイザーコロナワクチンなどのPEG化RNAワクチンの直後にPEG化製品を開始することで起こりうる合併症を報告したいと考えている。証明することはできないが、コロナワクチンによって生成または刺激された抗PEG抗体が、PEG化組換え第VIII因子製品のinvitro低下(クリアランス促進)をもたらし、組換え第VIII因子のレベルが低下し、患者は挫傷や出血を発症した。

抗PEG抗体の再燃と考えられたものは、繰り返し投与で1週間後に落ち着き、PEG化組換え第VIII因子は正常な半減期を示し、トラフ値は良好。

PEG曝露後にPEG化製品で患者の治療を開始する際に注意が必要で、これは、急性リンパ性白血病の小児の治療においてPEG-アサパルギナーゼで理論的に可能だと考えられていたことであった。

 

日本語論文 2020年 抗PEG抗体によるABCを説明

OGPイメージ

[Induction of Anti-PEG Immune Responses by PEGylation of Proteins] - PubMed

Modification of proteins with polyethylene glycol (PEG) (PEGylation) i...

PubMed

 

日本語

https://www.jstage.jst.go.jp/article/yakushi/140/2/140_19-00187-5/_pdf/-char/ja

 

 

VAERSで補体活性化関連偽アレルギーの報告

http://www.medalerts.org/vaersdb/findfield.php?IDNUMBER=1717758

シンガポール

この報告は、文献報告によるもの。

アナフィラキシー反応

PifzerBNT162b2ワクチンの接種後にアナフィラキシー反応を発症した当院の3人の患者の臨床的および実験的特徴を報告する。ファイザーBNT162b2ワクチンに対するIgE抗体ではなく、IgMおよびIgG抗体がすべての被験者で検出された。

病歴と併用薬は報告なし。患者はアナフィラキシー反応を経験した。

抗ポリエチレングリコール(PEG)IgG:高レベルl(1035-19709 U / mL、対ワクチン未投与<265 U / mL、ワクチン耐性<785 U / mL)およびIgM(1682-5310 U / mL、対ワクチン未投与<1011 U / mL、ワクチン耐性<1007 U / mL)が、市販のELISAで3人中2人の患者で検出された。

患者で検出された血清アナフィラトキシンC3a:高レベル(79.0 +/- 6.3 microg / mL、平均+/- SD、対正常<10 microg / mL)が急性期に患者で観察された

マスト細胞活性化のマーカーであるトリプターゼレベルは上昇しなかった。

アナフィラキシーのこれらの症例は、古典的なIgEを介したメカニズムではなく、補体活性化関連の偽アレルギー(CAPRA)によって引き起こされたと提案される。

 

このVAERSケースを報告している論文

3人のアナフィラキシーの症例、発症が、接種後30分、30分、20分となっています。

15分待機では、危険かもしれない。

OGPイメージ

Pseudo-Anaphylactic Reactions to Pfizer BNT162b2 Vaccine: Report of 3 Cases of Anaphylaxis Post Pfizer BNT162b2 Vaccination

Anaphylactic reactions were observed after Singapore’s national corona...

PubMed Central (PMC)

 

 


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