睡眠は、主にこの比較的シンプルな機序により制御されていることがわかった。
研究者は、小さなニューロンの束がサーカディアンリズムに接続されており、
これらのニューロンの活性が、膜のポテンシャル(電位)の差により、オンオフされていることをつきとめた。
ニューロンのオン・オフをするこれらの膜のポテンシャルの差が、ナトリウム・カリウムポンプにより決定され、
これらのポンプは、1日の時間により調整される。
日中は、より多くのナトリウムイオンが細胞の中に流れ込み、膜のポテンシャルが高くなり、
ニューロンは興奮しやすくなり、身体に覚醒している時間であることを教えている。
夜は、カリウムポンプが、ニューロンが興奮しやすくならないように、膜のポテンシャルを調整する。
これが起こると、脳は「睡眠モード」に入ることができる。
このシンプルな2つのサイクルなしでは、睡眠・覚醒サイクルは、制御できない。
これは、シンプルであるが、科学者は、このプロセスを数週間前にやっと確認したばかりである(記事は2015年8月29日付け)。
論文の著者は、論文の中で以下の私の疑問に答えてはいないが、
食事からのナトリウムの過剰摂取とカリウムの不足の症状を考えれば、
これらの2種類のミネラルのバランスをよくすることが、
おそらく、脳が、睡眠覚醒サイクルを調整する能力に必要であると考えられる。
この論文を読んでから、私は、実は、カリウムを多く含むバナナをより多くたべている。
(さらにバナナには、睡眠を促進するマグネシウムやトリプトファンも多く含まれる)
私の睡眠の質は、無視できないほど改善している。
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トリプトファンとメラトニン、セロトニンの関係は、例えばこのページ(日本語)にあります。
注意:バナナには、ヒスタミンが含まれるので、ヒスタミンの問題がある人は要注意です。
ちゃんと科学的に解明された事実だったのですね。