サーバリックスは、クロスプロテクション効果があり、HPV31型、33型、45型、58型に対しても抗体が産生されること。
ウイルスのカプシドには、エピトープ(抗原決定基)が複数あり、HPV16型や18型のエピトープのあるものと、HPV31型、33型、45型、58型のエピトープのあるものが共通していたためでしょう(接種者のタンパク質と関係していると述べていた方がいましたが)。
ガーダシルでは、この共通する部分に対する抗体は産生されなかったようです。
きっと、この共通するエピトープの抗原性がそれほど高くなかったということだと思います。
神田先生の抗原は、高リスク群のHPV15個すべての型に対する共通のエピトープに対応しているということです。
これは、抗原の量は少なくてすむのですが、もし抗原性が低い場合、より強力なアジュバントが必要となります。
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