古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

カセットテープレコーダーを買いました。

2012年10月07日 04時31分48秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                
 畑には山芋をつくっており、順調に育っています。ツルが枯れたので、道子さんがきのう試し掘りしました。写真の芋です。形といい大きさといい、文句なし! 道子さんの山芋づくりは立派な出来栄えです。
 用事があって神戸の学園都市に出掛け、大きな電気店に寄ってカセットテープレコーダーを買いました。家にあるカセットテレコを出してみたら二台とも動かないので。
 あまり大きな店なので入ってもキョロキョロウロウロするばかり。若い店員が声を掛けてくれました。「カセットテレコが欲しいんだけど……」すると若い店員は思案顔。「そんな製品がまだ置いてあったかどうか……」「そうか。いまはヴォイスレコーダーとかいろいろあるからなー」こちらも納得して、それでもウロウロしているとテレコがありました。しかしCDもかかる大きなテレコです。
「CDはいらんし、大き過ぎる。困ったな」立ち往生していると、年配の店員が声を掛けてくれました。
「小さいカセットテレコならこちらにあります。これがなくなったら大変です」店員が案内してくれたら、ちゃんと並んでいるではありませんか。やっぱり年配の店員はありがたい。
 ぼくたちの世代は、大人になってから『カセットテレコ』という便利なものと出会い、長い間愛用してきました。なんでも手軽に録音できるし何度でも繰り返し聴ける。「こんな便利なものはない」と重宝してきました。『テープレコーダー』と出会ったときの感動、自分の声を録音して聴いたときのあの<くすぐったいような>感じは忘れません。
「カセットテレコよ、永遠なれ!」
 ぼくが声を掛けなくても愛用者はまだ山ほど生き残っているでしょうが……。
コメント (2)
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鶏を飼いたいな。

2012年10月06日 04時24分56秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 双眼鏡を持って裏山に出ていた道子さんがうれしそうに入ってきました。
「キツツキ、シジュウカラ、ヒガラ、シロハラやいろんな野鳥が来てるよ」
 たしかに、<里・畑・山>の境目にはいろんな野鳥が飛来するようです。もう少し寒くなるとジョウビタキを見かけます。野鳥に関心のないぼくでも、あの鳴き声を聞き、姿を見かけると「おー、カムチャッカのほうからはるばる飛んできたのか。えらいなー」とわけもなく感心してしまいます。
 先日イノシシ撃退の電気柵のことを尋ねようと川向いの人を訪問しました。(8月31日のブログにも書きましたが)そのとき「鶏小屋」をつくっておられましたが、それが畑の土手に完成していました。
               
「名古屋コーチンを飼うつもりです」と話しておられましたが、中に鶏が三羽いました。ほんとに飼う気になったらまた訪問してくわしく聞いてみます。
 いろんな音が聞けるのは田舎暮らしのたのしみの一つです。退職前に篠山のアパートで2年間暮らしたときはいろんな田舎の音が聞けました。牛。ヒバリ。キツネ。その中に早朝から時を告げる雄鶏の「コケコッコー」がありました。それを寝床で聞く。なんともいえない郷愁にひたる一瞬。それがないのが淋しい。
 書いてるうちに飼いたくなりました。
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『シモン茶』はくせになりそうです。

2012年10月05日 01時17分37秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 先日軽トラに乗って「どこか足の向くところに行き、車をとめて朝の散歩をしよう」と二人で出掛けました。そしてとまったところが、神戸市北区淡河(おうご)の『道の駅』でした。店の中をうろうろしたら、三田市の山奥の村「母子」(もうし)産の『食べるお茶』というのを売っています。
 買物カゴに入れたら、「ほんとうに食べるの?」と道子さんにいわれ、「うん、食べる。納豆に入れて食べる」と健康意識に目覚めていいました。夕食のとき「早速試してみよう」と納豆に「食べるお茶」の粉末を小さじ一杯混ぜてみました。すごくネバネバになります。食べてみると一口目で後悔。なんとか食べましたが二度と食べる気がしません。
 深く反省して、では「シモン茶をつくろう」と畑のシモン芋の葉を摘み、洗ってウッドデッキで「天日干し」しました。2日でカサカサに乾き、手で揉むとお茶の葉状になります。それを急須に入れて湯をそそぐと、いい「お茶色」です。
               
 写真は葉っぱを干しているところです。飲んでみると「深みのある薬湯」といった味わいです。シモン茶はネットでいろんな店が販売しています。鉄・マグネシューム・ビタミン・食物繊維……などが多く、ダイエット、便秘、生活習慣病などに効く、友近が飲んでる、といろいろ書いてあります。葉っぱは山ほど採れるし、三日も天日干ししたらお茶になるし、食後のお茶として飲めます。
 そこでまた葉を摘んで製造中。「くせになるかも」といいながら飲んでます。
 傷つけたクララの種を水にかしておいたら発芽が確認できました。ポットに播いて苗をつくります。
 リコリスをきのう数えたら370本以上咲いています。500株埋めて、去年108株咲きました。残りはみんな今年咲くのでしょうか。ほんとに律儀な花です。
 
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ピンクタイガーが日向ぼっこをしています。

2012年10月04日 04時27分38秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
               
 うちの畑にはピンクタイガーがいます。ホームセンターの『ナフコ』には、動物がおびえるという<ピンクタイガー>が売ってあり、それを買ってぶら下げたのです。アライグマやイノシシに効き目があったかどうか不明です。でもスイカの上にぶら下げたら、スイカだけは無事でした。しばらく畑におくと、紫外線のせいか写真のように本当の「トラ色」になります。こちらから三匹目のトラは今年6月に追加したのですが、やはり黄色に変化しました。
 さてこのピンクタイガー、電気柵ができて御用済みになりました。でも畑以外に居場所がありません。アクセサリーとして畑にぶら下げています。秋になったし、案山子(かかし)が立ってるのもいいかなと思います。実際4年前には孫たちと案山子をつくって、畑で記念写真を撮りました。しかし「案山子がいると秋らしくていい」と思うのは、おじいさんおばあさんだけの郷愁のようです。
 またひまができたらつくることにしましょう。
 そうそう、畑の土手に埋めたリコリスの球根が、今年は334本以上咲こうとしています。(一株に数本茎が伸びても1本と数えました)去年「お休み」したリコリスが咲いたのです。寒いときに、ツルハシで穴をあけて球根を埋めていったのは、3年前でした。2年目は108本以上咲き、今年は残りの株が咲いたのでしょう。
 律儀なリコリスと対面するのがうれしくて、朝の散歩は必ず畑に寄って土手をぐるっと一周します。
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収穫物のみなさんで記念写真を撮りました。

2012年10月03日 03時21分07秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                
 きのうは、畑に出て、いろんなものを収穫して、夕方堆肥箱の上に並んでもらい、記念写真を撮りました。
○ 冬瓜 …… カボチャの後ろの冬瓜は今年二個目を採ったのですが、大き過ぎてもてあまし気味です。毎年つくるのは考えものだと思うようになりました。
○ カボチャ …… 10個はアライグマやイノシシにやられたのですが、まだなっています。土手にツルを這わせると電気柵や満珠沙華に支障があるので、来年から畑につくります。
○ コイモ …… 植え付けが遅れたし種芋もよくなかったので欠株が10個。東条町の苗屋さんで残り苗を7月にもらったのでそれを植えたらよく伸びて40株になりました。試し掘りしましたがまだ早い。11月になったら掘ります。
○ トウガラシ サンドマメ ニラ にも並んでもらいました。
○ サツマイモ …… アライグマ イノシシ にやられたのですが、まだ残っています。今度お客さんがあるので二株掘りました。畑の草などを燃やすときに、ダッチオーブンで焼き芋にします。
○ キュウリ …… 中央にキュウリが写っていますが、彼は葉に隠れていて見落とされ、大きくなってしまいました。道子さんはキュウリをいつも食べられるように次々と苗を植え、うまく育てますので、いま第三陣を収穫しています。
○ 朝のうちに採ったので記念写真に入らなかったのは、試し掘りした落花生と、ふくらんできた大豆(白)の枝豆です。夕方には胃袋におさまっていましたから。塩茹(ゆ)でした落花生の枝豆はちょっと早かった。大豆の枝豆はおいしい。居酒屋で付き出しに出る枝豆と味がちがいます。
○ ナスビ …… きのうも数本採りましたが、写真のときは畑のすみにでもいたのかな。
 以上、おじいさんの畑自慢のおしゃべりでした。聞いてもらい、ありがとうございました。 
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『クララ』の種を播きます。

2012年10月02日 01時28分48秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
               
 苦くて頭がクラクラするという『クララ』の種を播きます。マメ科の植物なので、8月に細い鞘ができました。それをほぐしたら、米粒大の固い<豆>が出てきました。五円玉と比較した写真です。
 でもいつ、どんなふうに播けばいいのかわからないので、ネットで調べました。すると長野県の「道の駅」がクララの苗を売っているようで、そこに電話してみました。マネージャーが出て、いろいろ教えてくださいました。参考までに電話番号を記しておきます。
   道の駅「花の里 いいじま」 電話:0265-86-6580
 種はいまから播いてもいいようです。「とても固くて、このまま播いても発芽率は5割にも達しません。だから皮を傷つけてから播いてください。昔、配給された玄米を瓶で突いたように。それを土に埋めておけば寒い冬を越して芽が出ます」
 なんでクララの種なんか播くのかと不思議がっておられたので、「防虫の役に立たないかと思いまして」といいましたら「たしかに昔はウジムシ退治のために便所の近くにクララを植えましたね」と話しておられました。生ゴミ堆肥の大きな箱にウジムシがわくのであそこに植えるのもいいかな。
 それから種を傷つけようとしましたが、ちょっと針で突いたくらいでは駄目です。そこで先の細いペンチで一粒を強くはさみ、カッターナイフで種の皮を傷つけました。かなり力を入れる作業でした。傷つけると白っぽい豆の部分が見えます。それをひと晩水につけておくと少しふくらみます。苗ポットの土に埋めて様子を見ます。
 畑に入れないことはありませんが、小屋で作業しました。『ゴパン』を置く台を作るつもりでしたが、作業台を片づけ、草刈り鋸歯や鎌やハサミをダイヤモンドディスクで研ぎはじめたら、それだけで時間が過ぎていきます。小屋のステレオでイージー・リスニング・クラシックや宮崎アニメのオルゴールCDを聴きながら作業をしました。冬になるとそんな時間が毎日もてる。たのしみです。
 
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秋になると思い出す写真です。

2012年10月01日 04時03分15秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 
 何の変哲もない田舎の無人駅の写真です。2010年9月7日に撮りました。このブログにアップしたこともあります。しかも大きいサイズですみません。
 でもなぜかぼくには忘れられない写真なんです。
 中国山脈を越えて「鳥取」と「津山」を結ぶ「因美線」の鳥取県側にある『土師』(はじ)という無人駅です。駅には改札口も便所もありません。プラットホームが1本あるだけです。写真で見ると足元の白線がホームで、線路があり、その先に稲刈り中の田んぼがあります。車で行って撮りました。
 この駅に降りたこともないし、だれか知人がこの近くに住んでいるわけでもありません。
 郷里の鳥取を出て阪神間で働くようになった頃、盆・暮れに帰省するときは福知山線の『大社行』夜行で帰りました。夜10時に出る蒸気機関車の引く汽車は、朝早く上井駅(いまの倉吉駅です)に着きました。そのうち大阪から姫路を経て姫新線を走り、津山から中国山脈を越えて因美線で鳥取に出る急行で帰省するようになりました。そのとき車窓に見た景色です。ここを覚えているわけではありません。しかし写真を見ていると、この地のさびしさみたいなものが胸に迫ってきます。
 田舎暮らしにもそれに似た情緒があるような気がします。
 
 
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