古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

夜盗虫退治はお休みにします。

2019年05月25日 02時12分13秒 | 古希からの田舎暮らし
 まず健康なエンドウを見てください。
 葉っぱがついており(当たり前ですね)サヤができています。
 ところが夜盗虫に襲われたエンドウを見てください。

 わかりやすいように防草シートを道子さんに持ってもらいました。葉っぱが食べられて葉の筋ばかりになっています。大食漢=夜盗虫の仕わざです。おそらく100匹超の夜盗虫がエンドウを襲ったのでしょう。うちのエンドウは弱ってしまいました。これ以上実るのは無理です。
 夜盗虫は、エンドウを食べ尽して、隣のタマネギの茎をかじっています。何でもバリバリ食って、大きな糞をして、蛾になり、また卵を生みつけ、幼虫になって葉っぱを食べ尽す。大発生するとニュースにもなる〈菜園を愛する人間の敵〉です。
 退治しようとしても昼は地中にもぐり、夜出てくる。きのうも懐中電灯を持って畑に行くつもりでしたが、疲れて寝てしまいました。

「女は、何万語か、しゃべらないと病気になる」とどこかに書いてあったそうです。病気予防のために「女子会」は大切な健康法です。きのうは、道子さんも古い友だちと昼食会を兼ねた女子会。
 ぼくは一人で昼食を食べに出ることになりました。
 さー、どこに行こう。
 コンビニで弁当を買って、家で食べるのは芸が無い。ぜいたくに、ご馳走を食べたいとも思わない。でも何か食べるために車で出掛けました。走っているうちに窟屋の交差点にうどん屋がある。
「いつも通るけど、この12年間入ったことはない。小さいうどん屋で、たまにしかやってない。得体が知れないし、やめとこ」
 少し先の表通りから離れたところに『吉祥』という食堂があります。古い大衆食堂という感じですが、入ったことはありません。「一度入ってみよう」。
 座敷風の広間とカウンターの、古い感じの食堂です。メニューに手書きの「〇〇定食」がズラッと書いてあります。多いなー。数えてみたら33定食ある。鰻定食にしました。ミニうどんがついてます。「冷コー(ヒー)」もついてます。もったいぶらないで実質食べてもらう。そんな感じが好ましい。こんな、いわゆる「庶民のための大衆食堂」がいまは無くなりましたね。
 入ったときは奥の席に1人、手前のカウンターに2人の客でした。「こんな食堂はいまどき流行らないのだろうか」と思ったら、食べ終わって出る頃には次次とお客さんが入ってきました。15人超かな。
 庶民はこんな食堂が好きなんや。
 特別、味を売り物にしなくても、設備や眺めを売り物にしなくても、変わった料理を売り物にしなくても、ありふれた日常の〈食うという生きるいとなみ〉に寄り添う感じが、いいんや。
 なんとなく、うれしいような気持ちで帰ってきました。
 
 
 
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