松本春男の綾瀬市レポート(日本共産党元市議会議員)

2023年4月の綾瀬市議選で福田くみ子さんに
バトンタッチしました。

リニア中央新幹線の工事で問題点続出

2019年09月29日 | 日記

 品川駅~相模原市の神奈川県駅~甲府市の山梨県駅~飯田市の長野県駅~中津川市の岐阜県駅~名古屋駅の286キロ区間で問題が起きています。
 長野県内の南アルプス山脈をトンネル掘削を行う事で、静岡県内を流れる大井川の水が毎秒2トン減少すると試算されています。大井川の水は流域60数万人の水道水源です。
 JRは、いったんは全量回復を約束しましたが、今年8月に撤回し県民から怒りの声が出ています。
 長野県南木曽町では、リニアトンネルが3ヵ所の水道水源の真下を通ります。
 岐阜県恵那市岡瀬沢地区では、地上を490m走行しますが地上部を覆う防音フードは110mしか工事を行いません。
 同じ野畑地区では、半地下構造でリニアが通過します。盛り土による壁で地域が分断されてしまいます。
 中津川市では、今年4月、山口トンネル非常口の斜坑で崩落事故が起きました。
 瑞浪市では、残土を処分場まで運ぶ2キロのベルトコンベアーの騒音問題やウランなど有害物質を含む土砂置き場の問題が起きています。
 名古屋市の名城非常口で地下水が噴き出し、掘削が中断。
 新駅設置の地元負担も深刻で、中津川市では年間予算に匹敵する400億円をかけて開発が行われています。
 沿線の他の地域でも被害がたくさん出ています。