今回の銭湯散策は昨年10月に柏木田遊郭跡を
散策した帰り道に偶然見つけた銭湯さんであります
柏木田遊郭跡に残っていたのは広い道幅の通りだけで
意気消沈して26号線に出てみた
すると通りの反対側遥か彼方に、渋~い昭和の銭湯が見えるではないか
ひゃ~~
天の助け、散策していれば何かしら収穫があるものである
はげまるが横浜銭湯の散策をしていたのが
5~6年前の事であり今現在調べてみると、
かなりの数の渋い銭湯が廃業してしまっているので
こうして本格的な昭和の銭湯に
お目にかかれ、カメラを持つ手も汗ばんでくる
名前は「当り湯」さんは
まずは外周りを撮る
御見事であるな
ほ~~ほ~ほ~ほけきょ
最近は音楽と同じで毎度お馴染みのフレーズしか出てこない
銭湯ブログから5年も書き続けているから
マンネリ化するのはあたりまえであり
自分で書いていても、なぁ~んか面白くない
人間勝手なもんであり
喰いもんだって、おね~さんだって
いくら好きでも毎日食べていたらあきがくる
たまにはまずい喰いもん 顔の構造がかんばしくない
おね~さんでも手を出したくなるものが人情であるが
高齢者まじかの、はげまるである
おね~さんの場合そんな事ほざいている立場じゃねぇんだ
と我に返り、マンネリのフレーズで
話を進めて行く事にする
鼻息も荒く、はげまるは「当り湯」さんの暖簾をかきわけ
中に突入するのであった
う~~ん
あっぱれあっぱれあっぱれの入口である
中に入ってみると、昭和銭湯の定番である番台が
男湯と女湯の真ん中ど~んと位置している
番台に人の姿は見えないので
「誰か居ませんか~~」
と声を出すと女湯の方から女主人とみられる人が
「は~~ぃ」
と番台に上がってきた
歳の頃なら25~6歳
「あら~ いらっしゃ~ぃ」
「うっふ~ん ここはじめてなの~?」
「ひとりで来たの~?」
なぁんて会話はあるわけねぇじゃんか
はげまるよりは年下思われる女主人さんに
入浴料450円 小さい石鹸20円 を払い
貸しタオル(だだ)を借りた
女主人さんに柏木田遊郭跡を散策した帰りに
偶然見つけて来た事を話して
柏木田遊郭の昔の様子を軽く聞いてみた
(自腹の取材である)
「この銭湯はね~ 戦前からあってね、私で三代目なのよ~」
「子供の頃、よく覚えてないけど
柏木田遊郭には古い遊郭風な日本の建物があったわよ~」
はげまる
「ふんふん へ~~ ほ~」
「ここの中の写真を撮ってもいいですか」
女主人さんは笑顔で
「ど~ぞ」
と快諾してくれた
横浜銭湯散策でもよく見た高い天井
扇風機もいい味を出しているなぁ
うれしくてニタリ顔がさらにだらしないニタリ顔になって行くのが
己でも分かるくらいである
男湯と女湯の境目の壁上の木の創作板も凄い
先客がひとり湯殿に入っていたので軽く一枚撮る
お客さんはひとりみたいである
この人が出たら「当り湯」さんの湯殿方面を撮る事にするか
はげまるが着ているモノをのんびりと脱いでいたら
湯殿からお客さんが出てきた
ぬふふふふ さてと
また新しいお客さんが入ってきたら困るので
早く湯殿方面に入る事にするか
右手にカメラ左手にタオルと石鹸
もちりんこ全裸である
ぱちぱちぱちぱち
(己で己に拍手かっさい あほ)
はい「当り湯」さん
銭湯絵もいいなぁ
湯気でコンデジのレンズが曇ってきて画像が曇っている
銭湯の醍醐味は夕方前である
高い天井と天窓から入り込む光の中で
湯殿にのんびり入る
あ~~ おねがい~ ゆるして~
と毎度のマンネリ状態に陥る
ハゲたペンキと(ぎく) 古い柱時計
女湯の銭湯絵には富士山がそびえ立ち
男湯との壮大なパノラマ銭湯絵が
じ~~んと心に残るなぁ
(すぐ感動する)
ボイラー室方面に続いている少し高い場所から撮る
(レンズの湯気の曇りがだいぶ消えてきたみたいである)
う~ん 湯殿より少し高い場所から
全裸で両手でカメラを持って写している光景は
後で考えてみると・・・
う~ん あんたはすごい
(他人様の声)
写真を撮り終えたので、カメラを脱衣場の自分の籠(かご)に入れてから
のんびりと湯殿に入り、小さい石鹸で頭から全身を、くまなく洗い
(このあたりハゲは簡単でいいなぁ)
また湯殿にのんびりとつかった
脱衣場に出て「当り湯」さんの庭に出て涼んでいたら
新しいお客さんが、ふたり入ってきた
ひとりで昭和銭湯を満喫したはげまるは
女主人さんに感謝の言葉を述べて外に出た
外はまだ夕方前である
ドブ板のいつもの外人バーでウィスキーの水割りでも飲むとするか。