はげまるのぶら~り日記

横浜の渋い空間散策日記

異国情緒あふれる港町  B級横浜散策(129) 立ち飲み「山上酒店」  中村町

2013-08-11 08:59:04 | 日記

ここんところのクソ暑い真夏の散策は、
オッサンにはこたえる
そんな昼間は暑気払い(しよきばらい) で
外からの涼しげな風が入ってくるオープンテラスで飲むに限るなぁ~







テナ事で、ハゲちゃりに乗ってふらふら中村町方面の
立ち飲み屋さんに行ってみた
(年齢と共にどんどん人間が小さくなってくるな)





前に外観だけ写真を載せた
「山上酒店}
この中村町あたりの道は、立ち飲み街道とも呼ばれていて
(はげまるが勝手に呼んでいる)
今でも三軒の立ち飲み屋さんがある
(一軒は散策済み)

はげまるのブログは人様があまり書かない
所の散策が中心であるので

こりゃ~ 立ち飲み街道全制覇しなくてはなるまい

と早速「山上酒店」に入ってみる事にする





立ち飲みコーナーの中に抜き足差し足で入る
まだ、しらふだし、初めて入るので緊張している

いいぞ~~
立ち飲み屋さん定番のカウンターがいい味を出しているなぁ
客は誰もいないぞ~






抜き足差し足
にゃ~ん にゃ~ん





テーブルには少し前に、ここ山上酒店で飲んでいたと思われる
紳士達の飲み残しのグラスがそのままになっている

カウンターの向こうには、立ち飲み屋さん定番の酒のツマミが
ずらりんこと並んでいる
いいぞいいぞ

店の主人の顔も見当たらない

「あの~すいません~ 誰か居ますか~」

店の奥からはげまるより歳を重ねたと思われる
お母さんが出てきた
優しい笑顔で

「いらっしゃ~い」





ウイスキーの水割り缶は置いて無いとの事で
ハイボールの缶をもらう
ツマミは、カリカリ梅三個

お母さんと少し話してみた
お父さんはかなり前に亡くなっていて
ひとりで気楽に立ち飲みコーナーをやっているそうである






どこの立ち飲み屋さんでも飲み物の主流は
ビールと焼酎みたいであり
ウイスキーを飲む紳士は少数派みたいだ
(どこが紳士なのだ)






ハイボール缶のお代わりを注文した
酒屋さんがっやっている立ち飲みコーナーは
一般的に(ほとんど)店内にBGMは流れてない

ここ山上酒店もそうであり
物音ひとつしない静寂がたまらなく気持ちがいいなぁ






カウンターの背後あたりを撮る





横の壁あたりを撮る





テーブルに見える昭和のデカイ栓抜きが、
いい味を出しているなぁ







激動の昭和を、たくましく生き抜いてきた栓抜きさんだ

はげまるが子供の頃よく見た光景であるが
真夏の夕方あたり、オッサン達が、ビール瓶の頭の金属の栓を、
その栓抜さんで
トントントンと叩いてから、勢いよく「ぽ~~ん」と抜く
それと同時に
「ぱしゅ~~」と音なんかがしたりする
ビール瓶の口あたりから、涼しそうな寒気の白い息が見える


あの頃の栓抜さんは自信をもって毎日仕事をしていたなぁ


今こうして栓抜さんをじ~~っと眺めて見てみると
缶ビールが増えてしまって、仕事がほとんど無いみたいで

「あ~~ぁ 暇だなぁ~」
という態度で、
ふてくされて横になっているように見える






そんな栓抜を見ていると、己と重なり合い





「お~ぃ  まぁ お互い元気に生きて行こうではないか~」







山上酒店を出て、久しぶりに南区の昭和銭湯
「仲の湯」さんに入って、銭湯から出た時には
夏の夕方の空が赤い染まっていた





はげまるは、ハゲちゃりに乗って横浜橋商店街を抜けて
野毛に方面に向かった

あ~
このあたりは、はげまるのブログでも書いた
曙町遊郭あたりである、すっかり昔の建物は壊されて
整地されている





少し前にまでには角には渋いお寿司屋さん、
横の狭い路地にはその昔、「カフェー」と呼ばれていた
お○○こ専門の建物が並んでいたのになぁ

お○○こは おしんこです






ああ~ 昭和はどんどん遠くになりけり

さてと、野毛のどこかで、お○○こをツマミで
楽しい酒でも飲もうかなぁ。
(るんるん)


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