はげまるのぶら~り日記

横浜の渋い空間散策日記

異国情緒あふれる港町  B級横浜散策(9)  野毛 阿武茶(1)

2010-04-15 01:30:04 | 日記
野毛は とにかく奥が深い 
野毛地区に関しては色々な雑誌なので紹介されているのだが
ここで野毛の歴史を少し書いてみると

終戦後 
伊勢佐木あたりには アメリカ軍の飛行場があり
関内地区には カマボコ兵舎がずらり並んでいた時代
この野毛地区だけは アメリカ軍に接収されずに自由市場として
認められていた地区なのである

当然 闇市ぽい屋台などが多々軒を連ねていたのである
(見たわけでは無いぞ~ 人に聞いたり昔の写真からである)
野毛の渋い老舗とことん散策 なぁんてやっていたら
横浜銭湯散策よりも時間も金も どぇりゃ~かかってしまう

それに野毛には 食い物や 飲み屋 バーなどの他に
オカマの店 ホモの店なども多々あり
その辺りを散策するいは どぇりゃ~至難の業である
オカマバーに行って遊んだり ホモ関係の店に行って
ホモにでも言い寄られたりしたら 「お願い許して~モゥ」
なぁんてならないとも限らない

ところで 野毛で一番 渋くて 味があって 
たまらなく好きな店を三つ挙げよ

なんて問題が出たらはげまるなら 即座に
前々回散策した「パパジョン」 
今はもう廃業してしまった 前回散策の「ちぐさ」
そして今回散策する
「阿武茶」 (アブジャ)
 
暖簾(のれん)には 茶に点点が付いている






ほらね  茶の横に 点点が付いている (暗くてよく分からないかも)

阿武茶は 一般常人にとっては 摩訶不思議 神出鬼没 人跡未踏
の店である  (かなり大袈裟ではあるが)

何しろ夕方行っても開いていない
夜行っても開いてない

(では何時開くのだ~ このはげ!)
まぁ 待ちなさい 落ち着きなさい

深夜 丑三つ時(深夜1時~3時)が終る頃
 のそのそと店が 開店する
そう 深夜2時半過ぎに開店するのである






はげまるは ここ25年ぐらいは週に一度は必ず通っているのである
はげまるは二回ほど離婚しているのだが
離婚した女性は共に10年以内であったから

ここ 「阿武茶」さんの凄さがお分かりかと思う
(お前は おかしいぞ~ かなり)

とにかく 「阿武茶」が開店する時間まで
 野毛のバーなんかで飲んで 待っているのである
とにかく はげまるの 一番のお気に入り店なのだ







壁の下のほうに 何気なく貼ってある
よく見ると 昭和58年のモノ 昭和61年のモノ

すべてサイン入りである
う~ん お宝ものである
鬼平犯科帳の 彦十(ひこじゅう) 江戸屋 猫八 さんもいる

下のほうにある 協賛店の場所に「パパジョン」の名前もある
そう 「パパジョン」の島村さん 落語関係でも活躍していたっけな~






時計を見ると 3時20分である そう真夜中である

「阿武茶」は あ母さんと息子さん二人でやっていて
新鮮な魚が中心であり 刺身はもちろん 焼き魚 煮魚
酢の物 オムレツ カレーライス (めちゃ美味い 昔の味がするカレー)
お新香 納豆 味噌汁 とにかく書ききれない位 なんでもある

有名なところで トンテキ(ポークソテイ)
これは「阿武茶」の先代のお父さんが 野毛の屋台を引いていた時の
名物メニューであったそうだ

焼酎は置いて無い  酒は一種類 ウイスキーもサントリー角ノミ
 ビンビール一種類(キリン)

ここで 「ウーロンハイ」とか 「生ビール」 なんて注文する輩は
常連客から 「この 新参モノが~田舎者が~」的な
白い目で見られるのだ






「阿武茶」の凄いところは
まず値段が べらぼうに凄く安い  そして魚が新鮮である
なにしろ息子さんが昼間 魚屋さんで仕事をしているのだから
安く出来るのだと思う

難点は 息子さんの仕事が 懇切丁寧であり 時間がかかる
注文しても なかなか出てこない
なにしろ差し盛りを注文すると 一つ一つ魚を切って 
芸術的に盛り付けるのだから いたしかた無いのだ

次回は その 刺身盛り合わせの例を載せる事とする

写真は 刺身盛り合わせを 注文して
おとなしく待っている常連客達

真夜中  みなさん いい年こいで 池の鯉みたいに
口をぱくぱくさせて待っているのだ  ぱくぱく

そう はげまるも 毎度 ぱくぱく しております


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする