Oil meets football.

いつの間にやらタイの前首相からＵＡＥの投資会社の手に渡ろうとしていたManchester Cityが大暴れしており、ヨーロッパのフットボールシーンにおいてもオイルマネーがいよいよ本格的に猛威を振るい始めているよう。身近なＪリーグも、また異なる形で、つまりエメに始まり、マグノアウベス、バレーといった看板選手の引き抜きを通してオイルマネーの脅威に曝されつつある。

どうあがいても彼らの資金力に敵うようなリーグなど世界中探してもなかなかないわけだが、さすがにＪクラブそのものは手を出されないと思うので（甘いかな）、当面の脅威である選手流出に関してはＪリーグは当面オランダリーグ的な感じで若手を育成して中東あるいは欧州に売却する「転売屋」を標榜しながらこのハリケーンのほとぼりが冷めるのを待つ他ないんじゃないだろうか。

他方、シティーのファンは素直に喜べるもんなんだろうか。とりあえずクラブとその歴史に対する最低限のリスペクトさえしてくれればというところなのかな。しかし新オーナー自ら獲得希望選手をご指名しちゃっているあたりはやや危うい感じがするが・・・。クラブを玩具かなにかと勘違いしてくれるなよ。