秋田の旅・前回のつづき。
秋田旅行2日目は午前中を千秋公園散策にあて、お昼前に新幹線で角館に移動。持っていた「秋田・大館フリー切符」があれば一定区間に限り、全席指定である「こまち」の誰も座っていない席には座ってよろしいということらしく、その制度を利用して新幹線で移動。この珍しい「立席特急券」(たちせきとっきゅうけん)というシステムはこの「こまち」や「はやて」、またNEXで見られる制度らしい。しかし旅行してると段々ライトな鉄ヲタになってくるような・・・。これ以上は危険よ、注意して。
秋田から40分ほど「こまち」に揺られてお昼を裕に過ぎた時刻に角館到着。小雪が降ったり止んだりするなかてくてくと「武家屋敷」の方面に歩き出す。メインストリート?は我々観光客が歩くことを余り想定していないのか、道端は余り雪かきされていなかったため、車に注意しながら進む。途中ギアをパーキングにしないで停車された無人の車がこちらに向かってきたりで肝を冷やす。
まず目に入ったのがこの建物。なんてことはないのかもしれないが「すっかり雪に覆われた藁葺き屋根につらら」ってのが何とも東北に来たぜ感を煽ってくれるじゃあないか。わずかに見える苔が苔フェチのオレの心をもくすぐる。スキーをやめて久しいので、つららなんて久しぶりに見たような気がする。アメリカでも見なかったなぁ。
桧木内川堤に立ち並ぶソメイヨシノの並木。春に咲き誇る桜並木も勿論良いが、白銀に包まれた光景というのもそれはそれで乙ではある。ちなみにその春にはこんな景色になるようだが、敢えてハイシーズンに来ないのが自分たちらしいぜプライトオブローシーズンなどと思い始めたら人間おしまいでしょうか。てか、土手の桜並木なら我が故郷熊谷のも捨てたもんじゃないし、などと思ってみる。何てもう十何年も行ってないけど。
武家屋敷、何家かは忘れた。そもそも角館といえば武家屋敷ってくらいなもんなんだろう。しかし、実は個人的には武家屋敷そのものより、「土、砂利、または石畳の道の両側を武家屋敷が囲む」みたいな光景を眺めることを楽しみにしていたところ、角館では普通に舗装された車道の両側に武家屋敷が立ち並んでいる感じで、そういう意味ではイマイチ風情がなくて、正直あんまり感慨がなかった。まあそもそもオレの予習不足ってことなんでしょう。
ちなみに、武家屋敷街散策中に立ち寄った「角館武家屋敷資料館」では、当地を治めていた佐竹北家に伝わる武具、衣服、古文書などが、蔵っぽい建物にこじんまりかつカジュアルに展示されており、史料館好き?な方にはオススメかもしれない。入館料は300円。
武家屋敷街の片隅にあった枝垂桜。街中に450本前後あるうち150本ほどが国指定天然記念物なんだとか。てか武家屋敷街にはずーっと枝垂桜が植えられており、その枝に積もった雪が溶けて頭上に落下してくるので注意が必要。写真に写っている人物がそうだとはいいませんが、ガンヲタならニューアーク市でガウ攻撃空母の爆撃を受けている気分になれるかも。
上述の武家屋敷資料館のすぐ隣のお店でお昼。秋田料理のうちまだ食べていなかった「比内地鶏の親子丼」と「稲庭うどん」どっちにしようか迷った挙句両方とも注文してほぼ完食。これにはさすがにその自らの行為に恐怖したが、結局この日は寝る前くらいまでまったく空腹感がなかった。
親子丼は、前日に「いろり屋」で頂いた茶碗蒸しもそうだったが、実に濃厚でうまかった。後々聞いたところでは卵を3つも使っているらしいので、あんまりたくさん食べるのも身体に良くないのかもしれないが。うどんもうまかった。ちなみに今回食べた稲庭うどんはここのものだったよう。
この稲庭うどん、江戸時代に、当初は厳しい冬を過ごすための保存用の食物として開発されたものだったが、その品質を評価されて後には秋田藩(佐竹氏)の贈答品にさえ用いられたほどの高級品になり、庶民の手に入ることは殆どなくなったほどだったとか。ただ、地方の名産品にありがちな感じでいろいろ説があるようで正確なところはよくわかりませんので悪しからず。
秋田旅行2日目は午前中を千秋公園散策にあて、お昼前に新幹線で角館に移動。持っていた「秋田・大館フリー切符」があれば一定区間に限り、全席指定である「こまち」の誰も座っていない席には座ってよろしいということらしく、その制度を利用して新幹線で移動。この珍しい「立席特急券」(たちせきとっきゅうけん)というシステムはこの「こまち」や「はやて」、またNEXで見られる制度らしい。しかし旅行してると段々ライトな鉄ヲタになってくるような・・・。これ以上は危険よ、注意して。
秋田から40分ほど「こまち」に揺られてお昼を裕に過ぎた時刻に角館到着。小雪が降ったり止んだりするなかてくてくと「武家屋敷」の方面に歩き出す。メインストリート?は我々観光客が歩くことを余り想定していないのか、道端は余り雪かきされていなかったため、車に注意しながら進む。途中ギアをパーキングにしないで停車された無人の車がこちらに向かってきたりで肝を冷やす。
まず目に入ったのがこの建物。なんてことはないのかもしれないが「すっかり雪に覆われた藁葺き屋根につらら」ってのが何とも東北に来たぜ感を煽ってくれるじゃあないか。わずかに見える苔が苔フェチのオレの心をもくすぐる。スキーをやめて久しいので、つららなんて久しぶりに見たような気がする。アメリカでも見なかったなぁ。
桧木内川堤に立ち並ぶソメイヨシノの並木。春に咲き誇る桜並木も勿論良いが、白銀に包まれた光景というのもそれはそれで乙ではある。ちなみにその春にはこんな景色になるようだが、敢えてハイシーズンに来ないのが自分たちらしいぜプライトオブローシーズンなどと思い始めたら人間おしまいでしょうか。てか、土手の桜並木なら我が故郷熊谷のも捨てたもんじゃないし、などと思ってみる。何てもう十何年も行ってないけど。
武家屋敷、何家かは忘れた。そもそも角館といえば武家屋敷ってくらいなもんなんだろう。しかし、実は個人的には武家屋敷そのものより、「土、砂利、または石畳の道の両側を武家屋敷が囲む」みたいな光景を眺めることを楽しみにしていたところ、角館では普通に舗装された車道の両側に武家屋敷が立ち並んでいる感じで、そういう意味ではイマイチ風情がなくて、正直あんまり感慨がなかった。まあそもそもオレの予習不足ってことなんでしょう。
ちなみに、武家屋敷街散策中に立ち寄った「角館武家屋敷資料館」では、当地を治めていた佐竹北家に伝わる武具、衣服、古文書などが、蔵っぽい建物にこじんまりかつカジュアルに展示されており、史料館好き?な方にはオススメかもしれない。入館料は300円。
武家屋敷街の片隅にあった枝垂桜。街中に450本前後あるうち150本ほどが国指定天然記念物なんだとか。てか武家屋敷街にはずーっと枝垂桜が植えられており、その枝に積もった雪が溶けて頭上に落下してくるので注意が必要。写真に写っている人物がそうだとはいいませんが、ガンヲタならニューアーク市でガウ攻撃空母の爆撃を受けている気分になれるかも。
上述の武家屋敷資料館のすぐ隣のお店でお昼。秋田料理のうちまだ食べていなかった「比内地鶏の親子丼」と「稲庭うどん」どっちにしようか迷った挙句両方とも注文してほぼ完食。これにはさすがにその自らの行為に恐怖したが、結局この日は寝る前くらいまでまったく空腹感がなかった。
親子丼は、前日に「いろり屋」で頂いた茶碗蒸しもそうだったが、実に濃厚でうまかった。後々聞いたところでは卵を3つも使っているらしいので、あんまりたくさん食べるのも身体に良くないのかもしれないが。うどんもうまかった。ちなみに今回食べた稲庭うどんはここのものだったよう。
この稲庭うどん、江戸時代に、当初は厳しい冬を過ごすための保存用の食物として開発されたものだったが、その品質を評価されて後には秋田藩(佐竹氏)の贈答品にさえ用いられたほどの高級品になり、庶民の手に入ることは殆どなくなったほどだったとか。ただ、地方の名産品にありがちな感じでいろいろ説があるようで正確なところはよくわかりませんので悪しからず。