goo blog サービス終了のお知らせ 

つれづれの記

日々の生活での印象

大飯原発の再稼働

2012年06月14日 23時59分10秒 | 日記

2012年6月14日(木) 大飯原発の再稼働

 

 

 5月6日未明に、国内の全原発(廃炉4基を除く50基)が停止した事態を受けて、当ブログに

    全原発停止  (2012/5/12)

の記事を投稿し、当面の方策について私見述べて、早、1か月以上になる。

 

 この間、夏場の電力需要期等を前にして、各方面の多くの動きがあった。政府としては、当面の焦点である大飯原発の再稼働に向けて、関係自治体の説得を重ねた。一方、不足が見込まれる電力会社管内での、具体的な節電策の検討、関西広域連合の集まり、などや、国会の場でも、原発事故を巡る対応等の検証も進められた。

夏場の数か月に限定して原発を再稼働する大阪市等の案、原発の是非について都民が投票するという条例案の話、今後のエネルギー政策の方向に対する選択肢案 等も示された。

更に、原発事故の当事者である東電が、電気料金の値上げ案を発表したことで、電力事業者の選択なども話題となり、一層、錯綜している。

 

 こんな中、大飯原発の立地自治体である福井県知事の要請を受けた形で、さる6月8日夜、野田総理が、国民に向けて、原発の再稼働の必要性を訴える記者会見を行ったことで、状況は変化しつつあるようだ。 

本ブログで、原発関連を取り上げるのは、久しぶりだが、漸くにして、地に足の付いた、具体的な動きが出て来たことで、やや、ホッとしているところである。 

 この総理の発表は、内容的には、新たな事項は殆ど無く、以前と、余り変わってはいないのだが、説明手続きが、丁寧であったことや、都市部の電力需要を賄うのに貢献している、と認めて貰った事なども、地元としては、心情的に嬉しかったこともあるだろうか。

 

 原発の安全性については、県独自の専門家による安全委員会としても、承認したことは、不信感が消えない、国レベルの言う安全性に、客観性を持たせる点でも大きな意味がある。

 一両日中に、大飯町として正式に容認する方向のようで、それを受けて、西川福井県知事が、野田総理に、直接、同意の旨を伝えると言う。4月には、再稼働に同意する意向を示していた大飯町としては、苦しい電力事情への協力で貢献する一方で、雇用の場の確保や、自治体への財政的な支援も欲しかったのであろうか。

関係自治体の同意・了解が得られれば、政府として、最終的に、GOサインを出すこととなろう。

 

     

             福井県の原発立地状況 (原発銀座! 黒印が現用)               大飯原発(手前が3,4号機)

 

ただでさえ厳しい経済状況にある現在、一日も早く原発を再稼働して、必要な電力エネルギーを確保し、社会生活や経済活動の活性化につなげていきたいものだ。

大飯原発の2機を再稼働しても、関電管内の電力不足は

  15%→8%

程度となるだけで、節電が厳しく要求される状況は、無くなりはしないようだ。

 

 

 従来の規制組織(安全・保安院)で進めて来たストレステストについて、新組織が発足すれば、今後どのように扱われるようになるかは、やや不明だが、保安院のサイトによれば、原子力安全委員会の確認が終わったのは、現時点では大飯原発3,4号機だけだが、それに続く原発として、四国電力の伊方原発3号機に関して、保安院が終了し、原子力安全委員会で確認が進められている。

一方、5月に入って、一次テスト終了の報告書も、新たに、3件提出されており、リストに載って再稼働に向けて準備が進められている原発は、22基に昇っている。

今後は、大飯原発を皮切りに、停止中の原発の再稼働の方向が検討される事となるだろうか。

 

 今回の福島第一原発の事故の経験を踏まえれば、特に、心情的には、原発は怖い、もう、原発は使いたくない、というのが、大半の国民の思いだろう。

でも、一方、理性的に考える時、原発なしで、この夏場以降の需要期は乗り切れるのか、ここ2~3年の、社会や産業や生活は大丈夫か、気になるところだ。勿論、長期的な日本のエネルギー政策の方向性も、重要だ。

当面の需要に対して、新エネルギーによる供給の見通しがまだ見えないだけに、節電の工夫だけでは、限界があり、社会全体が、草臥れて、萎縮する一方になってしまう可能性もある。

 

 総理も言っているように、今回の再稼働は、あくまで暫定的なものだが、当面のエネルギーの不足を補い、化石燃料に対する輸入リスクなど、不測の事態に対する備えも考慮すれば、当面、出来るだけ余裕を持たせながら原発を稼働し続けるのが妥当であろう。夏場だけ原発を動かすという、中途半端な慌しい案は、取るべきではない。

 前から言っているように、原発を再稼働させて、数年間様子を見ながら、この間得られる多くの知見も加えて、その後の方向づけを行っていけばよい、と、少し、気持ちを楽にして対処したいものだ。

 

 

 改めて、停止している原発を、再稼働した場合、果たして安全性は大丈夫なのだろうか。

地元の専門家委員会も、言っているように、安全対策として、行われた、あるいは、行われようとしている諸対策は、現時点で分っている限りの、広範な知見が盛り込まれていて、必要とするミニマムは確保されている、と言うことだ。

即ち、ミニマムとは、各地の原発に、今後、福島第一を襲ったと同じレベルの、地震や津波が来た場合、びくともしないわけではなく、まだまだ、不十分な点はあるのだが、今回の事故の様な、全電源喪失状態に至って、炉心損傷の事態や、爆発事故を起こす事態は、回避できるのだ。最も恐れる最悪の事態には至らないような電源設備の配置等がなされ、非常時の訓練も行われている、ということだ。

言われているように、新たな規制組織の発足は、秋頃になるし、2次ストレステストについても、今後の課題だ。又、3年ほどの時間がかかる下記の様な、長期的な対策

   ・免震棟の建設

   ・防波堤のかさ上げ

   ・除染フイルター付きベント

等も、残されており、今後の重要な課題である。

現時点で、100点満点の安全対策を期待する余り、それが出来ない限りは稼働は認めない、などと言うのは、理想論に偏っており、要求する一方だけで、現実を直視しない姿勢と言えようか。

 

 今回の総理の意見表明についてNHKは、“国論を二分する中で”、との形容詞を冠した。

原発については、原発自身の方向づけや、当面の再稼働について、明確な方向が固まっている訳ではないが、国論を二分している、との表現は妥当だろうか。自分としては、大変驚いた言い方ではある。

何事にも、反対意見があるのは正常なことだが、自分は、国論が2分している、とは思わない。

 然らば、NHKは、国論をほぼ一つにするには、どうすればいいと考えているのだろうか。どのような提案を持っているのだろうか、聞きたいものだ。

政府の方向を支持すべきだ、等とは言わないが、公共放送を建前とするマスコミとして、社会の木鐸としての誇りをもつのなら、国家の方向性について、当面する原発の再稼働について、具体策は示さないまでも、示唆することは、出来る筈である。

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コーヒーの楽しみ  サイフォン その2

2012年06月09日 22時16分10秒 | 日記

2012年6月9日(土) コーヒーの楽しみ  サイフォン その2 

  

 言葉としての、サイフォンに、コーヒー用器具の、コーヒーサイフォン(coffee siphon)と、水の性質の一つとして、以前、理科の授業で教わった、物理現象である、サイフォン(siphon)の原理、の二つがあり、やや紛らわしい。

 本稿は、この辺について整理したもので、先日の

       コーヒーの楽しみ  サイフォン(2012/6/6)

の続編となるものだ。

 

 水は、高い位置から低い位置に流れるのが自然の理だが、下図に示されるように、途中が、閉じた管(閉鎖型水路、閉水路)で繋がれば、元の水位よりも高い位置を経由しても、管の出口が元の位置より低ければ、水路の形状に無関係に、水が移動すると言うのが、サイフォンの原理である。水は、高きにも流れる場合がある、のである。

  

サイフォンの原理図(サイフォン - Wikipediaの図を借用し加工)

 

 図で、A<Bであることが、サイフォンが出来る条件で、水が移動することで、送り側の水面が下がって行き、A=Bとなった状態で、移動が停まる。水の場合は、地表で、大気圧で押し上げられる水柱の高さは、約10mのため、Aは、10m以下となるが、比重の重い水銀柱の場合は、Aは、約76cmとなる。

 上記 Wikipediaによれば、サイフォン:siphonの語源は、ギリシャ語で、チューブ、管を意味するようだ。  

 この原理は、水に関連する構造物の工法として、多方面で利用されているようだが、沖縄にある福地ダムでは、洪水防止のために、サイフォンを使った仕掛けが組み込んであると言う。

 

 自宅のルーフバルコニーには、金魚や水草のための水槽が、2台、設置してあるが、時折、水を入れ替えてやる必要がある。底に近い所に、水抜きの栓が付いている大きい方の水槽は、栓を外せば済むのだが、穴が無く、栓の付いていない、陶器製の水槽の方は、どうするか。 

 1m位の長さに切った水道用ホースを、水槽中に沈めて、空気が入らない様にして中に水を満たす。その後、片側を水に沈めた状態で、反対側を指で栓をしながら、空気が入らない様に、急いで、水槽の外に出し、ホースの出口の位置が、水槽の水面よりも低くなった所で、指を離すと、サイフォンの原理で、ひとりでに水が流れ続けるようになる。

 この場合、指で栓をするのが結構難しく、途中で空気が入ってしまい、中々旨く行かない。以前、指で栓をする代わりに、口に咥えて吸い出し、水が口元まで来る直前に口から離す事もやったが、タイミングが遅れて、水槽の底に溜った泥が、口の中に入り、気持ち悪い思いをした経験もある。 

 勿論、ストーブに灯油を入れる等に使われる灯油ポンプを使えば、何の問題も無い。このポンプには、一方向の弁がついている。蛇腹を押し潰した時に中の空気が押し出され、戻る時の負圧で、管の中に水や灯油が吸い上げられて、サイフォンが構成され、動力なしで、水位差だけで液体が移動するようになる。

 

 もう一つの、コーヒー用のサイフォンは、どんな仕組みで動作するのだろうか。以下のように、人為的に圧力差を作り出して、2度に亘って水を移動させ、その過程で、コーヒーが出来ることとなるようだ。  

 前稿で触れたが、コーヒーサイフォンでは、耐熱ガラス製の、上、下2つのボールに分れた容器同志を、ゴムのパッキングで、空気が漏れない様に結合し、上ボールには、粉末状に挽いたコーヒーを、下ボールには湯を、入れて置く。 

 次に、下ボールの湯を、アルコールランプで加熱して沸騰させると、 そこで発生する蒸気圧が増し、大気圧よりも高くなると、湯は、行き場が無くなり、上ボールの長い足管を通して、上ボールの方に押し上げられる。これが、最初の移動である。 

 

 上ボールの足管の先端では、熱で膨張した水蒸気の力と、上から伝わってくる大気圧の力との間で、激しい鬩ぎ合いを起こし、泡立ちながらも、暫し、バランス状態が保たれる。

 下ボールが空っぽになってしまい、容器が、熱で破損しないのは、不思議でもあるが、これは、広大な空間に繋がる大気圧と、ちっぽけなフラスコ(下ボール)内の水蒸気圧とでは、勝負になる訳がなく、上がろうとする湯は、足管の先端で直ぐに追い返されてしまうので、下ボールの湯は、無くならないのだ。

上ボール内で、コーヒー粉末と湯が出合う、この暫しの時間に、上ボールをスプーンで掻き廻し、十分にコーヒーが浸出しやすいようにする。  

 

 次に、頃合を見て、アルコールランプでの加熱を止めると、下ボール内の水蒸気圧は、空冷式で室温まで、急速に下がり、大気圧よりも低くなると、上ボールの湯(コーヒー)は、吸い込まれるように下ボールに下りて来る。 この時に、布フィルターで濾し取られて、綺麗に澄んだコーヒーが出来る仕組みだ。これが、第2段の移動である。

 コーヒー用サイフォンの事を、バキュームコーヒーメーカーとも呼ぶようだが、第2段での移動が、大気圧との差から負圧状態になり、吸い込むような感じになることから、バキュームと、名づけられたものだろう。 

 下ボール内の圧力が、大気圧と等しくなると、移動は止まるが、少しでも早く、コーヒーを飲みたいものと、移動が完全に止まる前に、上ボールを外そうとすると、びくともしない経験を何度かして、圧力差の力の凄さを実感させられている。

 コーヒー用サイフォンでは、直火で加熱しても、壊れない耐熱ガラスは、最も重要な材料だ。 加えて、上下の容器の間が、ゴムのパッキングによって、気密になっていて、水蒸気等が漏れない様になっていることも、極めて重要な条件だ。 熱や水に強い材料で、長期間安定して使えるパッキングを実現している、技術の高さは素晴らしい。

 

  コーヒーの世界でも、 何ゆえにサイフォンと呼ぶようになったのかは、明確ではない。 が、上下のボールで、閉鎖型の管路を構成し、人為的に、大気圧との圧力差を作り出して、湯を移動させ、その過程で、コーヒーを淹れる、という仕掛けには、サイフォンの原理との共通性もあるようだ。

 このコーヒーサイフォンの、ダイナミックな動きを見ていると、何とも言えず、ワクワクするような不思議な楽しさがあり、何度見ても飽きない、面白さがある。

 

 熊本県に「通潤橋」という、橋の形をした、灌漑用水の工作物があり、以前、見学した事がある。今も、現役で使われているようで、タイミングがいいと、橋の真中で放水する、壮大な様子も見られるようだ。 

 この橋の構造について改めて調べて見た。 ネットから借用した下図は、大変、分りやすい。橋の上流側にある「水だめ」の水位よりも低くして、閉鎖型水路付きの橋をつくり、又高くし、下流側の「水だめ」(水位が、上流側より、1.3m低い)に水を流す仕組みだ。 

 橋の中に作り込んだ水路を、水が漏れない様に気密状態にすることで、左右の「水だめ」が圧力的に繋がった状態になり、動力を使わず、水位差によって、水が移動する。

 

 このような閉鎖型の水路でも、若し、気蜜状態でなければ、そこから水が漏れて仕舞い、その先へは行かないし、開放型の水路では、当然ながら、低い所に水が溜ってしまうだけとなる。

 前述のサイフォンの原理は、閉鎖型水路の途中が、高くなっている場合になるが、通潤橋では、閉鎖型水路だが、途中が低くなっているケースとなる。

呼称として、このような形は、「逆サイフォン」や、「噴水管」と呼ばれるようだ。

 

 通潤橋の仕組み(通潤橋に水が流れる様子

 

 以前、自分は、この通潤橋、下を流れる川の水を、サイフォンの原理で吸い上げて、橋の上を通している、と勘違いしていた事もある。これなら、通常のサイフォンの原理の応用となるがーー。

 現代は、金属製、プラスチック製、コンクリート製の、閉鎖型の水路管は、自由に作れるし、揚水用のポンプも使える時代だ。  だが、これらが無い、通潤橋が建設された当時(江戸末期)の状況下にあって、土木工事や、石製水路管での水漏れ防止工法等に示された、先人達の知恵と工夫と技術の高さには、感心させられるばかりである。 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コーヒーの楽しみ  サイフォン

2012年06月06日 13時51分19秒 | 日記

2012年6月6日(水)  コーヒーの楽しみ サイフォン

 

 

 我が家では、この所、パンとコーヒーの朝食が、すっかり定着しており、そのコーヒーは、長年、コーヒーサイフォンの御世話になっている。借用した下図は、サイフォンを構成する、主なパーツを示したものだ。(サイフォン:おいしいコーヒーを淹れる | ハリオグラスネットショップ) 

  

 そのサイフォンだが、今年初め、一寸した不注意でぶっつけてしまい、上ボールの足管という長い部分の先端が、欠けてしまったのだ(後出の写真)。 これまでも、この部分の損傷は、何度も経験済みで、その都度、銀座の某デパートに電話しては、部品を取り寄せてきた。

 

 今回は、欠けた部分が、粉々にはならず、使えそうなことから、上ボールの新品を取り寄せる前に、接着剤でくっ付けてみることにした。

 100円ショップで、ガラスに使えそうな接着剤を探し、くっ付けてみた。2日ほど置いて、固まったと思えたので、実際に使ってみたら、最初は、よさそうだったのだが、数日して、簡単にポロリと、取れてしまった。

 固形化するまでの時間が足らなかったのかもしれないと、改めて接着し直し、数日置いてから使ってみた。今度は、暫くは良かったのだが、やはり、剥がれてしまった。

 接着剤にとっては、 接着した先端部分は、アルコールランプで沸騰させた湯の中という、過酷な条件下で使うこととなるので、もともと、かなりの無理はある。 接着を繰り返す内に、割れた接触面などが、次第に、コーヒー色になり、ややグロテスクで、接着剤の付きも悪くなってきている。 都合、3回ほど接着を試みたのだが、どうしてもうまくいかず、諦めることとした。

 最後の手として、物は試しと、接着せずに、足管の先端が欠けたままで、使ってみる事とした。欠けている分だけ管長が短くなるので、湯が沸騰した時に、下ボールに残る湯量の水位が高くなり、その分、上ボールへ上がる湯量が少なくなるので、果たして、挽いたコーヒーの粉から、十分コーヒーが浸出できるか、心配である。フィルターを固定する鉤を引掛ける場所が、可なり狭くなるのも気になるところだ。 

 兎も角、恐る恐るやって見たら、湯量の3/5位は上がって行くので、何とか浸出は、出来るようだ。

 

 こんな感じで、2~3か月の間は、欠けたサイフォンで、コーヒーを淹れては飲んだのだが、物を大事に使う、と言う感覚を通り越して、何とも気分がすっきりしないのだ。

 結局のところ、前述の、いつものデパートに電話して、部品を、取り寄せて貰うこととした。幸いに、メーカーに、部品の在庫があるようで、程なくして、新しい上ボールが届けられたが、送料込みで、3000円程であった。

 早速、新品を使って、本来の道具立てでコーヒーを淹れたが、すっきりと綺麗にコーヒーが出来、久々に、ゆったりとした、良い気分を味わった次第。

 

 新品が届いても、非常用として、旧品も捨てずに取ってあるので、先日、改めて、新旧双方で、コーヒーを淹れて見た(旧は、湯を沸かすだけ)。

下の写真では、足管の先端部分の様子と、沸騰して湯が上ボールに上がって行った状態での、上、下ボールの湯の様子を、比較して示してある。^

沸騰した時に、下ボールに残る湯量の水位には、1cm位の差はあるだろうか。 

 

正常なサイフォン(上ボールが新品)

       

      先端部分                      沸騰状態(上ボール)           沸騰状態(下ボール)

 

一部壊れたサイフォン(上ボール先端部が欠けた旧品)

         

       先端部分                      沸騰状態(上ボール)          沸騰状態(下ボール) 

         

 使い古した道具は、味わいがありいいものだが、一部が壊れた道具を、騙し騙し使うのは、いつ駄目になるかと落ち着かず、何とも、気が晴れない事であることを実感した。

 

 所で、今使っているコーヒーサイフォンは、大分前、知人から、当方の結婚15周年記念に頂いたものだが、以来、30年以上にはなるだろうか。この間、下ボールはそのままで、上ボールだけ、何度となく、壊しては取り替えている。

その都度、耐熱ガラスメーカーの、ハリオグラス社から取り寄せて貰ったのだが、未だに、部品があると言うのは驚きである。

家電製品などでは、修理用部品の保存期間(5~9年程)が決まっていて、それを過ぎた製品については、部品が無く、修理が出来ないのが当たり前なのだ。

 今回、同社のネットショプサイトで、改めて調べたら、新品のサイフォンセットとして、同じ系列の3人用の物が今も売られており、それ用の部品類もあるようだ。でも、我が家で使っている5人用のセットは見当たらず、部品についても扱われていないようだった。

メーカーに直接問い合わせることはしなかったのだが、にも拘らず、デパート経由で、5人用の部品がちゃんと届けられたのは、又、驚きなのである。 

ハリオグラス社のサイトには、30年は、スペアのパーツを用意しています、とも書かれてあり、経営的な負担も大きいと思われるのだが、社としての姿勢に敬意を表したい。

 

 コーヒーと言えば、最近は、インスタントコーヒーや、缶コーヒーが幅を利かしていて、コーヒーメーカー利用者は、そんなに多くはないであろう。まして、各種コーヒーメーカーが出ている中で、未だに、サイフォンにこだわる人種は、極めて少数派だろうか。

 このサイフォンの楽しさや魅力については、稿を改めて触れる予定だが、本稿の最後に、サイフォンには欠かせない、アルコールランプについて一言。

 つい先日、近くの薬局に行って、若い女性店員に、“燃料アルコール、下さい” と言ったら、その店員、暫く、きょとんとした後、“当店では、アルコールは扱っておりません” との返事である。

少し前にも買ったので、そんなはずはないと、確かめていたら、年配の店員が来て、“あ、燃アルですね” と、さっと持って来てくれたのである。最初の女性店員は、通常の、飲むアルコール、と勘違いしたようだ。

 燃料用アルコールは、薬局でも、一頃は購入者も多く、注意して扱われた品物だが、最近は、事程左様に、少数派なのである。

 

 この燃アル、用途欄には、サイフォンの他には、アルコール専用コンロや、CDのクリーナーとしても使う、等と書いてある。今後、燃アルが買えなくなったら、サイフォンは終わりになる訳だが、勿体ないが、度数の高い、飲むアルコールを燃やして見る?!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風呂場ギャラリー  季節の色

2012年06月04日 18時45分44秒 | 日記

2012年6月4日(月)  風呂場ギャラリー  季節の色

 

 

早いもので、もう6月だが、我が家の風呂場ギャラリーに、季節を彩る草花が、登場である。 

 

主役はホタルブクロ(蛍袋)だ。元々は野草なのだが、その魅力に惹かれて久しい。屋上庭園のあちこちに自生していて、殆ど手間もかけないのに、毎年、この季節になると、花を楽しませてくれるのだ。

下向きに、大人しそうに咲く、花姿が可愛いい。名前の由来には、諸説があるようだが、花の中にホタルが入っているように見えることから、というのが好きだ。幼かった頃の田舎の田圃には、沢山のホタルが飛んでいて、それを採っては、大きな繭玉に入れて楽しんだ思い出と重なる。

       

     赤紫(拡大)                             白(拡大)

ホタルブクロは、写真のように、薄い赤紫色が基本だが、殆ど色のない白いものもある。

この白は、漸く開花したばかりで希少なのだが、思い切って風呂場ギャラリーに飾る、ワイフKのセンスである。

我が家には他に、可なり濃い赤紫や、白から紫へのグラデーションが面白いもの、花期がやや早い、青いホタルブクロなどもある。 

 

下方に大きく広がる、勢いのある緑の葉は、シラン(紫蘭)だ。 花は終わりに近いのだが、辛うじて庭に残っていたものを切り取って出番となったが、いい紫色である。

 シラン(拡大)

当初は、名前が分らず、“知らん”などと、おどけたりした。花材として、生け花等にも使われるのだが、花屋の店先では、シランとハラン(葉蘭)を、良く間違えられるそうだ。

 

これから梅雨時を迎えると、水生の、アヤメやハナショウブが、見頃を迎え、アジサイも、我が季節と元気になる。

この季節、紫や青色の花木が多いように思うのだが、気象条件と関係があるのだろうか。

早春に、黄色の花が多い(マンサク、サンシュユ、オウバイ、レンギョウ 等)のは、光と関係がある、と何処かで、読んだことがある。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

電子レンジ  その2

2012年06月01日 17時17分00秒 | 日記

2012年6月1日(金) 電子レンジ その2

 

 最近買い換えた、電子レンジに関しては、当ブログの記事 

   電子レンジ その1(2012/5/30) 

で触れたが、今回は、その続編である。

 

同じメーカーの製品なのだが、電源の入り方や加熱時間の設定法等の、操作法に関して、旧品と新品で、やり方が少し異なるのは、興味深い。

 

 これまでの、旧い電子レンジは、時間設定は、機械的なダイヤル式である。 物を入れ、扉を閉めて、ダイヤルを回して時間を設定すると(逆に、ダイヤルで設定後に、扉を閉めてもよい)、そこで電源が入り加熱が開始される。 時間が経過するにつれて、少しづつダイヤルが戻り、タイムアウトで、チン と鳴り、この時点で、電源も切れる。

安全上、ダイヤルが回され、且つ、扉が閉まってる、というAND条件で、加熱が始まるようになっている。

加熱途中で扉を開けると、加熱とタイマーは中断され、扉を閉めると、加熱とタイマーが再開されるようになっている。

途中で加熱を終了する時は、扉を開けて物を取り出せばよいのだが、閉めると再び電源は入り、空温め状態となる。安全上や節電上、この時点で電源を切りたい時は、ダイヤルを、強制的に逆方向に回し、ゼロに戻すこととなる。

 

 メーカーは異なるが、機械的なダイヤル式である、現用のオーブントースターでは、加熱と扉の状態は無関係で、ダイヤルを設定するだけで、扉は開いたままでも、加熱が開始され、加熱途中で扉を開けた場合は、お構いなしに、加熱とタイマーはそのまま継続される、ようになっている。

 以上を、自分流に図式的に示したのが、下図である。

 

 一方、新しい電子レンジの場合は、扉を開けると電源が入り、0ランプが点灯する。 この状態で、中に物を入れ、扉を閉め、ダイヤルをまわすと、加熱時間が数字で表示され、加熱が開始される。扉を閉めるのと、ダイヤル設定とが、加熱開始のAND条件になっていて、順序が、逆になっても良い。

時間の経過とともに、時間表示が移動していき、時間が終了すると、加熱開始前の、0の表示になる。終了時は、チン でなく、ピーッ、ピーッ、ピーッと3回鳴る。電子レンジの、愛称にもなった“チン”が、無くなったのは、いささか淋しいのだがーー。

加熱終了後、そのままにすれば、3分後には、0表示が消え、電源も自動的に切れる。

 

 こちらの新の場合、加熱途中で扉を開けると、加熱が終了してしまい、ダイヤルも、0表示の、初期状態に戻るようになっている。旧のように、扉を閉めると、加熱が再開されるのではない。

 以上を、同様に、図式的に示したのが、下図である。

 

 梱包を開いた時に、製品の扉に、下図の様な貼り紙が貼られていたのには、いささか驚いた。説明書にもちゃんと書いてある内容なのだが、操作法が変わったことが、メーカーとして、余程気になったと思われる。 確かに、一通り、呑み込むまでには時間がかかったのも事実である。

 

 洗濯機や掃除機など、通常の家電では、電源スイッチがあるのが普通だが、電子レンジの場合には、このような電源スイッチが無いのだ。

電子レンジは、高電圧で高周波の電磁波を発生させ、照射するという、危険性の高い製品だけに、安全性には、特段の配慮が払われているように感じる。

加熱開始・終了のスイッチをどのように実現するかは、非常に重要な事項だが、スイッチを別に準備するのでなく、扉を閉める・開けると言う、必須な基本動作と組み合わせることで、安全性を確保している、と言えよう。

電子レンジが世に出た当初の頃は、電源スイッチはどうなっていたのだろうか、と興味が湧く。

              

 加熱途中でドアを開けた場合、即、加熱を止めるのが、安全上は重要だが、機械式のダイヤルで時間を設定する場合には、制御上面倒なので、止むを得ず、オーブントースターのように、そのまま、タイマーや加熱を継続することも考えられる。 

新では、扉を開けると、即、加熱を止めて初期状態に戻るようにしたのは、機械式に比べ、電気式では実現しやすくなった、のであろう。

 

 新の説明書には、電源入りの扉が閉まった状態で、3分間変化が無い時は、自動的に0表示となり、その後、つまみを廻しても加熱出来ないのは、安全設計とある。

 一方、更に、30分間状態が変わらない場合は、完全に電源が切れる(電源オートオフ機能)ようになっていて、こちらは、省エネ設計とある。3分で0表示が消える時に、完全に電源を切るようにしなかったのは、なぜだろうか。テレビの待機電力のように、電子レンジを、ほぼ連続して使用する場合に、立ちあがりを早くするためだろうか。

 

 ここで、前回のブログ記事で述べた、旧い電子レンジの故障について触れたい。最早、修理は出来ないのは承知の上で、後学のためにと、メーカーのサービスセンターに電話して、改めて、故障の事について聞いて見たのである。

ガラスの丸い皿が回転しなくなったのは、モーターの故障と言われたのは、聞く前から分っていたことだ。 

 一方、皿等を取り外して、電源を入れた時に、バチバチ音がして、天井が光った現象については、しばらく、社内で調べてくれた後、

   “中心にある回転軸穴の金属部分に、電磁波が反応して、光ったり音がしたと思われるが、危険なので止めてほしい”

と言われた。金属製の容器などを、電子レンジにかけると、バチバチ音がすることがあるのと、原理的には同じ現象だったようだ。 

 

 所で、今度の新の電子レンジの説明書では、常識通り、金属製や、金属を含む容器の使用は、御法度となっている。これら金属に電磁波が当たったり、金属が壁面などに触れると、パチパチ火花が出て、レンジを痛めてしまうようだ。 

でも、アルミホイルについては、以下の様な場合は、

      ・くびれのある徳利で酒を燗する時は、くびれより上部にアルミホイルを巻く

      ・冷凍品の解凍で、身の細い部分や薄い部分にアルミホイルを巻く

などして、使って構わないと出ているので、その内、やってみようと思っている。 これらのケースでは、アルミ箔は、電磁波を反射する役目をするようだ。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする