2021年6月28日(月) パンダの赤ちゃん誕生
- 先日の6月23日早朝、上野動物園で、パンダの赤ちゃんが誕生した。しかも、双子のようだ。
4年前、上野動物園で、パンダのシャンシャン(香香)が誕生し、名前の募集やお披露目など、一大ブとなったが、今度は、4歳を過ぎたシャンシャンが、赤ちゃんたちのお姉さんになる。
東京オリンピック2020が終わると、シャンシャンは、中国に返還される約束だったが、延長を求める声が多かったことから、昨年12月末に延期されていた。
さらに、コロナ禍の影響で、中国からの輸送専門スタッフの派遣が困難となり、結局、今年の12月末まで延期されているようだ。
住んでいるところが、上野動物園に近いこともあり、以前には、子供を連れてよく動物園に、パンダを見に行ったことだ。シャンシャンには、未だ会ったことはないが、そんなことから、特別の親近感があり、我が家のトイレの壁面には、シャンシャンが母親のシンシンと遊ぶ写真が、今も飾ってある。
下の写真は、シャンシャンが生まれた当時のものを、動物園のサイトから見つけたものだ。
この暮れに、中国に返されるシャンシャンと別れることとなり寂しさはあるが、新たに双子に恵まれたことは、嬉しい限りである。
コロナ禍の中だけに、お祝いムードも大きく、これから、双子の名前の募集や子供達へのお披露目など、楽しみが多いことだ。
- 和歌山のパンダはすごい。
和歌山県の白浜温泉にある、アドベンチャーワールドは、パンダの一大ファミリーの場所として、世界的に知られている。
ファミリーの父親は、1992年に中国生まれた「永明」で、世界最高齢で、人間だと80歳くらいに当たるといわれる。
その元気さには、我ながら驚かされることだ。
上図の家系図には、中国に返還された個体や、亡くなった個体も含まれており、現在、飼育されているのは、父親永明(1992年中国生まれ)、母親良浜(2000年和歌山生まれ)と、以下の、5頭の子供たちの様だ。
桜浜 桃浜 彩浜 結浜 楓浜 (桜浜・桃浜は双子)
- パンダの母親は、双子が生まれると、一方の育児を放棄(育児放棄)すると言われている。今回の上野でのケースでは、子供を周期的に取り換えながら、飼育員が面倒をみることになるという。
和歌山での双子を育てた経験が生かされそうだ。上野の双子のパンダの母親は、我が子かどうかは、匂いや体毛の模様などで分かると思われるが、子供を飼育員に取り換えられると、違和感を感じるだろうか。
鳥の中には、自分の卵を、他人の巣にこっそり産みつける、「托卵」という、習性があるようだ。
上野のパンダの赤ちゃんが、2頭とも、無事、育って、健やかな成長を祝える日が来ることを願うばかりである。