2023年4月25日(火) 大好きな2本の映画 その1
先日、テレビを観ていたら、聞き覚えのある、懐かしいメロディーが流れてきて、暫くして、「エーデルワイスの歌」と分かった。この歌で連想したのは、大好きな映画の一つである、映画「サウンド オブ ミュージック」だ。
ファミリー映画とでも言うべきこのジャンルで、もう一つ思い出すのは、これも大好きな映画「ローマの休日」である。
2本とも、暫く前のテレビ[放送で観て、知っているものだ。
この2つの映画について、改めて、取り上げることとし、本稿では、その1として、映画「サウンドオブミュージック」について、述べることとしたい。
サウンド オブ ミュージック(Sound of Music)は、ミュージカル映画の傑作と言われているアメリカ映画で、1965年に公開されている。至る所に、歌と音楽があり、楽しい作品である。同名の、舞台演劇のミュージカルもあるようだ。
主人公のマリアが、7人の子供がいる家の家庭教師として、教会から派遣されるところから物語は始まる。
*ドレミの歌。
マリアが、屋外に出て、下図のように、ギター片手に、子供達に最初のレッスンで教えるのが、ドレミの歌。7人の子供の数とドレミファソラシの音の数が同じなのが面白い。
各音に対応した言葉を、原語(英語)と日本語(ペギー葉山の歌)を対比して以下に示す。
日本語の歌は、1962年に、NHKみんなのうたに登場して、広く知られるようになったようだ。
音 原語 日本語
ド doe(雌鹿) ドーナツ
レ ray(光線 太陽のしずく) レモン
ミ me (myself) ミんな
ファ far(long way) ファイト
ソ sew(縫い針) 青いソら
ラ la (follow sew) ラッパ
シ tea シあわせよ
原語では、ラは“ソの次”となっているが、やや、がっかりで、また、シが“tea”と言うのは、よく分からない。日本語の方は、明快で分かりやすい。
*おやすみなさいの歌
居合わせた会場のお客様に、子供たちが、「おやすみなさい」をする歌で、歌い終わった子供から、1人ずつ消える。
クックー(coo―coo)と歌いながら、列の後ろから顔を出す動作が可愛い。
*エーデルワイスの歌
子供達や、マリアや知人の前で、父親のトラップ大佐が。エーデルワイスの歌を歌う風景が下図。
英語の歌詞と日本語訳は以下。
エーデルワイスは、オーストリアを代表する花と言われ、歌詞には、ナチス占領下のオーストリアで、エーデルワイスに託した、祖国への思いが込められている。
*軍人である大佐一家はナチに監視されている前で、絵奏する。演奏が終わった後に行われた表彰式で、呼ばれたファミリーは現れなかった。会場からの逃避を決意し、教会に隠れる。慌てた軍関係者は、教会構内や周辺を探索しようと、軍用車で追いかけ様とするが、エンジンがかからなかった。それもその筈、修道女の手には、取り外されてエンジンの部品が握られていたのである。“私は罪を犯しました” という彼女の告白は、緊迫した空気の中でウイットを感じさせるもので、圧巻といえる。
*この映画は、実在の物語をもとに、製作されたようだ。 物語とは、
The Story of the Trapp FamirySingers
(トラップファミリー合唱団物語)
で、オーストリアからの逃避後、各地を転々とし、カナダにたどり着いたトラップ大佐一家が、カナダで合唱団を結成し、活動を展開した様だ。
現地で生まれた子供も成長し。大人総勢12名の合唱団である。
以上は、右参照:トラップ一家物語 - Wikipedia.html
*筆者夫婦が、以前、カナダ旅行をした時に、トラップ大佐一家が住んだという家を訪れたことがあり、その時に購入した、CDが見つかった。
22曲が入っているが、映画に出てきた、前出の歌は、残念ながら入っていなかった。
*エーデルワイスだが、下図に示す。この植物の和名は、セイヨウウスユキソウというようで、花の感じは、春の七草の、ホトケノザに似ている印象だ。
日本には、類似の、ニホンウスユキソウがあるようだ。