つれづれの記

日々の生活での印象

新型コロナウイルスの脅威再び  11

2021年03月31日 08時51分05秒 | 日記

      2021年3月31日(水) 新型コロナウイルスの脅威再び 11

 

 

 当ブログでは、新型コロナウイルスの脅威について、何度も取り上げてきたが、今回は、最近具体化してきている、ワクチンの話題である。

   

 先日の、3月24日には、地域の診療所で、恒例の例会があった。暫く休会であったが、緊急事態宣言が、先日解除されたことで、久しぶりの開催である。参加者は、満席に近い50人ほどで、大半が、女性の高齢者であった。

 

◎最初に、診療所の院長の、以下のタイトルの講話を聞いた。

  「新型コロナウイルスワクチンの接種が始まる」

    今までのワクチンとどこが違うのか?

 

主な話の状況(・印<*印<◇印 と、内容がより専門的になる)

・住んでいる足立区の感染状況

・区内のワクチン接種予定(65歳以上は、当初は、3月下旬だったが、ワクチンの入荷の目途が立たず、未定に変更)

*従来のワクチン  生ワクチン 不活性化ワクチン  (子供用の予防接種などで使われる)

◇新しいワクチン  mRNAワクチン ファイザー社 モデルナ社 

          ウイルスベクターワクチン アストラゼネカ社 

          その他(不活性化ワクチン など)

 

講話のテキストにある図は、良く理解できなかったため、ネットを検索し、下記サイトで、やや、理解しやすい説明と図を見つけた。

いよいよ新型コロナワクチン接種開始! ~ところでコロナワクチンってどんなもの?~ _ 医師ブログ.html

 

以下は、このサイトの説明から引用。

 

◇DNAの構造とmRNAワクチン (下図)

 DNAの二重らせん構造をほぐした片側をワクチン製造に使用 

 片側のDNAは、メッセンジャーRNAといわれ、この中には、コロナウイルスの設計図が含まれているという。

 設計図に含まれている、ウイルスの表面にある、とげとげの突起物(スパイク蛋白質)を攻撃するための抗体を、人体  内につくることとなる。

◇人体への取り込み (下図)

 mRNAを脂質の殻で保護しながら、ワクチン接種で、これを人体内に送り込む。

 これにより、人体内でこのスパイク蛋白質を検出すると、人体の中で免疫の仕組みが発動し、速やかに抗体ができる。

 これで、コロナウイルスの侵入時に、攻撃態勢ができ、キラーT細胞も、ウイルスを撃退できるようになる。

  

 

 

遺伝子解析技術が、最近、格段に進んでいることが、短期間でワクチンが開発できた、大きな理由という。

又、ウイルスのDNAに着目したため、ウイルス自体を増殖させる必要がないことも大きな理由という。

 

*新ワクチンの効果と副反応

  90~95%位効果がある

  副反応は、2,3日で収まる

・世界の中での日本の位置  

  感染者数 アメリカ、ブラジルなど巨大

       日本は、欧米先進国より、かなり少ない(G7で最少) アジアは少ない傾向  

  死亡者数

   人口当たりの死亡者数 日本は欧米先進国より極めて少ない(G7で最少)

 

⇒質問の時間に、年齢とワクチン接種の関係について、筆者が質問した。講師からは、ファイザー社などの欧米のワクチンは、16歳以上となっているとのこと。若年層への効果については、データが公表されていない由。

 

◎院長の講話に続いて、

  「元気よく過ごすためにー免疫力をアップしよう!ー 」

と、適度の運動は、免疫力のアップにつながるということで、診療所の理学療法士の指導で、体操を行った。

メニューは、

  ストレッチ有酸素運動編、筋トレ編

だったが、おまけの『顔の体操』で、

   喜んだ顔 怒った顔 悲しい顔 

をやり、最後に

   大笑い(わはははは!)

で、締めくくられたが、顔のトレーニングは初めてで、みんな、大はしゃぎで楽しい時間を過した。

 

以前、PCR検査の仕組みについて、当ブログで、以下の記事を投稿している。

  新型コロナウイルスの脅威 2020/3/9

その時のように、今回は、ワクチンの仕組みが、素人ながらに分かったような気分である!!  

日本国内でも、幾つかの研究機関等で、ワクチンの開発が進められているとのニュースがある。日本の独自性の発揮のためにも、今後、大いに期待したいものだ。

 

      

 

 

 

 

 

 

 

 

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東京オリンピック・パラリンピック 続き

2021年03月26日 10時54分24秒 | 日記

  2021年3月26日(金)  東京オリンピック・パラリンピック 続き

 

 

先日20日の記事に続いて、本稿では、近代オリンピックの歴史から、今後の方向を考えてみることとした。

昨日は、オリンピックの聖火が、東日本大震災からの復興を象徴して、福島のJビレッジからスタートし、その様子が、NHKのBS1で中継された。

 

 

〇Tokyo2020

 開催が1年延期されたこの夏の大会は、当事者から見れば、事ここに至っては、やるしかないだろう。

 でも、コロナ禍の拡大状況によっては、この夏の開催が困難となる事態も想定される。

 再度延期すると、冬季北京オリンピックと同じ年の開催とななってしまい、これはありえず、この場合は、中止となる。

 

   2018年  2月  平昌オリンピック

   2020年  7月  東京オリンピック(当初)

   2021年  7月  東京オリンピック(延期) 

   2022年  2月  北京オリンピック
          7月  東京オリンピック(再延期)⇒この場合は、中止へ

 

前稿で紹介した世論調査では、実施すべしとする意見が55%だったが、中止すべしとする

意見が、38%と、かなりあったことだ。

 

   

〇近代オリンピックの歴史

近代オリンピックの歴史をみると、

・近代オリンピック 1896年夏 アテネオリンピック 

が開始され、以降4年毎に、夏季オリンピックが開催されている。

そして、夏季オリンピックの中間の年に、冬季オリンピックを行うこととなり、

・冬季オリンピック 1924年冬 シャモニーオリンピック 

が開始され、以降4年毎に開催されている。

 

以来、下図のように、夏季オリンピックと、冬季オリンピックが、2年毎に、交互に実施されて、現在に至っている。(図は、近代オリンピック - Wikipedia.html から、初期部分を引用)

国際的な、最高位のスポーツの祭典として、困難を乗り越えて取り組まれてきた成果であろう。

年  回       夏季開催都市                        冬季開催都市

・近代オリンピックが、2度の世界大戦で、過去に、下記の3大会が中止されており、図中の灰色の背景枠で示されている。

 ◇1916年 ベルリンオリンピック 第一次世界大戦で中止

 ◇1940年 東京オリンピック   第二次世界大戦で中止

 ◇1944年 ロンドンオリンピック    同上

 

一方、戦後になって、テロ等との戦いなどのトラブルがあったものの、以下が、実施されている。

 ◇1972年 ミュンヘンオリンピック (テロ騒ぎ)

 ◇1980年 モスクワオリンピック(東西冷戦で西側がボイコット)

 ◇1984年 ロスオリンピック(同じく、東側がお返しボイコット)

 

また、「スペインかぜ」が、第一次世界大戦前の、1918~1920に世界的に大流行し、多数の死者が出たが、この大流行を乗り越えて、図中にある、以下のオリンピックが開催されたようだ。

◇1920年 アントワープオリンピック 

昨年(2020年)2月に、このアントワープオリンピックに関する企画展が、都内で開催され、JOC会長の山下泰裕氏が挨拶されているようだ。(「スペインかぜ」大流行乗り越え開催 アントワープ五輪企画展 _

今年の夏は、コロナ禍を乗り越えて開催しようという、関係者の意気込みが感じられる展示会だ。

 

〇五者会談

コロナ禍の下でのオリンピック・パラリンピックの開催について、オンラインの5者会談が、3月5日に続き、22日にも、持たれている。五者会談のメンバーは、以下。

  IOC バッハ会長

  IPC パーソンズ会長

  組織委 橋本会長

  東京都 小池都知事

      政府  丸川大臣

この会談では、オリンピック・パラリンピックの開会に向けての意識合わせを行ったようだが、この3月17日に、丸川大臣と菅総理が会談し、オリンピックでは、海外観光客の受け入れを断念する方向となり、このことを、五者会談に提案し、了承されている。

 

〇アスリートと観客と

 *この夏を実行する場合、当然のことだが、最も肝心なのは、参加するアスリート達のことだ。国内のアスリート達の懸念もあるが、外国から来日する選手たちが、パンデミックの中で、安心して参加できる環境を整えなければならない。

各国での派遣選手の選出は、可能なのだろうか。日本へ飛ぶ飛行機はOKだろうか。選手村等でのアスリート達の感染対策は大丈夫だろうか------、心配は尽きない。

パラリンピックでは、クラス分けが必須だが、このところは、その機会が少なく、苦慮しているようだ。

 

*競技をみる観客をどうするかは、重要な問題だ。国内の観客に加えて、外国からの観客の受け入れをどうするかもある。

前述のように、外国からの観光客の受け入れが無くなったことの、各方面の打撃は、大きいだろう。インバウンドを期待している国内の著名な観光地は、特にそうだ。

感染対策上の理由から、種目によっては、無観客もありうるだろうか。

 

感染対策の基本は、検査体制とワクチン接種だ。関係者に対して、攻めのPCR検査を実施し、一方で、国民へのワクチン接種を加速させることだ。 

 国内では、オリンピックまでに、全国民への接種を完了した後に、オリンピックを始め

ることが出来れば理想的だろう。

 

*観客に加え、メディア関係の扱いも重要事項だが、オンラインで世界中にTV中継するこれまでの方法は、お手の物だろう。スポンサーも賛同してくれ、離れていくことは考えにくいことだ。

 

〇 NHK スペシャル 

3月21日(日)夜、NHKスペシャルで、世界中で、コロナ禍が収まってはいない状況下で、オリンピックを開催することについて、各分野の8人の専門家による、討論会が放映された。

出演者は以下の各氏。 

     

             五輪メダリスト     有森裕子 

       スポーツジャーナリスト 増田明美

       東北医科薬科大     賀来満夫

       大会組織委員会     中村英正

       タレント        藤本美貴

       作家          真山 仁

       社会学者        水無田(みなた)気流

       IOC         渡辺守成 

 

司会者のNHKアナウンサーは、会議の結論は出さなかった。出席した各氏からは、賛成・反対の、率直な自由な意見が出されたが、各氏とも悩んでいる様子が読み取れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

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東京オリンピック・パラリンピック

2021年03月20日 19時01分34秒 | 日記

  2021年3月20日(土)  東京オリンピック・パラリンピック

 

 

先日の3月11日は、10年前に、東日本大震災が起った、節目となる記念の日である。このところ、TVは、原発事故や防災等、震災に関係する、印象深い番組が、今も続いている。現下のコロナウイルスも、天災の一つと言えるが、この21日に、緊急事態宣言を解除する事が、一昨夜、総理が公表した。

 

世界的なコロナパンデミックで、この夏に1年延期された、東京五輪・パラ輪関連の、最近の動きを取り上げることとした。

先ず本稿は、組織委員会のトップ交代の事件である。

 

 

〇オリンピック組織委員会の椿事

 組織委員会の前会長の、森氏の発言が、女性差別発言だと、国内だけでなく、国際的にも大きくとり上げられ、トップが交代する椿事となった。

“女性理事が多い会議は、時間が長くなる。一人が発言すると、負けじと他の人が言い出す” というこの発言だ。

日本的な価値観では、一部を除いては、余り問題視されず、当初は、IOCも発言を許容する意向だった。それが、IOCが、ある時期から、急に厳しい意見に変わっていって、最後には、森氏は、交代せざるを得なくなったようだ。

森氏は、東京オリンピックの東京誘致とその後の推進について、大きな功績があるのは、皆んな知っていることだ。

 森氏の後任は、

橋本聖子氏  オリンピックスケート・自転車競技選手 オリ・パラ担当大臣

である。

氏は、アスリートであるとともに、参議院議員を経て担当大臣も経験しており、政治にも見識を持っていて、まさに適任であろう。名前の聖は、聖火から採ったとも聞くが、まさに、オリンピックの申し子と言えるであろうか。(橋本聖子 - Wikipedia.html 等を参照)

     

橋本氏の後任大臣は、以下である。

 丸川珠代 参議院議員 5輪・パラ輪担当 男女共同参画担当

 

 

〇理事枠の拡大

橋本新委員長は、組織委員会の理事枠を12名拡大し、そこを全て女性理事で埋めて、理事の中での女性比率を40%にするという、形から整える荒療治を、即、実行している。

       現在枠      枠拡大後

 理事数   33  +12   45

 女性理事   7  +12   19  (45の40%)

 

東京オリンピックの理念の一つが、ジェンダー平等と言われるが、先ず、足元から実行したと言えよう。 

 

クオーター(Quarter 1/4)ではない、クオータ(Quota 割り当て)制

という仕組みがあるようだ。男女による性差別を無くし、女性の参加を促すため、議員数等を予め割り当てて、政治等への参加を促進する制度で、世界各国で行われているようだ。(クオータ制 - Wikipedia.html

今回の理事枠の拡大も、同様の考え方である。

 

〇新理事   

選任された女性新理事の顔ぶれは、筆者は知らない人が殆どだが、多様な分野に亘っている。組織の代表者や、大学教授も多い。

 

  高橋尚子    JOC理事(マラソン)

  大日方邦子   日本パラ協会会長(スキーアルペン)

  斎木尚子    日本ラグビー協会理事 

  佐々木かおり  「イーウーマン」社長

  白石弥生子   都障害者スポーツ協会理事

  白波瀬佐和子  東大大学院教授

  芳賀美津枝   「登別アシリの会」代表(アイヌ文化) 

  林いづみ    弁護士

  日比野鴫子   桐蔭横浜大教授

  籾井圭子    JOC常任理事

  矢野晴美    国際医療福祉大教授

  来田亨子    中京大教授(日本スポーツジェンダー学会会長) 

 

  オリンピック開催間近での、組織委員会のトップ交代は、混乱も予想されたのだが、新たな体制が、スピード感をもって、手際よく整ったことは幸いで、雨降って地固まるの言葉のごとく、大幅な新女性理事の参加を得る中で、地に足の着いた運営がなされることを期待したい。

 

〇開閉会式の演出で、またもや問題企画案

 先日の「週刊文春」で、開閉会式の演出企画を担当する、佐々木宏氏が、問題企画を提案していたことが明るみに出て、辞任することになったようだ。太っている女性タレントの、渡邊直美さんを登場させて、豚をイメージして、「オリンピッグ orinpig」と、洒落る案だったという。

 

 オリンピックの理念に悖る、またもやの女性蔑視発言で、国際的な日本のイメージが、大きく損なわれてしまった。 当の渡邊さんは、冷静に、自分の太っている容姿は持ち味、とも述べているという。(下図は、渡邊直美さん)

開会式はオリンピックのメインイベントの一つで、主催国の過去・現在・未来のありようを、世界に訴える、極めて重要なもの。

橋本会長は、数か月先に迫った開会に向けて、急遽、新たな後任を決めて、臨まなければならない。

 

〇東京オリンピック開催の具体案

1年延期された後の予定では、オリンピックは、以下のように開催される。

 7/23(金)~8/8(日) 17日間

 開会式     閉会式

一部競技が、7/21からスタート  (野球・ソフト  サッカー)

札幌での分散開催 (マラソン 競歩)

東京独自の競技種目 スポーツクライミン

                  空手

          野球 ソフトボール

 

〇開催の行方

 コロナの世界的なパンデミックは、国内外で、まだ収まってはおらず、東京2020の開催の形は、現在も流動的である。

当事者である、IOCや組織委員会や東京都は、このまま実行するとの姿勢は当然で、これまで、膨大な準備をしてきた訳で、出来れば、実行して欲しい、と誰しも思うことなのだがーー。

 

最近に実施されたNHKの世論調査(ネット情報より 3/5~3/7 電話調査)では、下図に示すように、東京オリンピックは、コロナの影響を考えて、中止する、との意見も多いことが注目される。

   

     行う(3%+29%+23%=55%)  中止する(38%)

 

この3月22日に、東京五輪の関係5者が、会議を持つという。五者は以下。

  IOC   バッハ会長

  IPC   パーソンズ会長

  日本組織委 橋本会長

  日本政府  丸川大臣

  東京都   小池知事

組織委など5者会談22日で最終調整 海外観客受け入れ可否結論か _ オリンピック・パラリンピック 大会運営 _ NHKニュース

 

この5者は、3月3日に、オンラインで会議を行っていて、今回はその延長だが、国内の聖火リレーが始まる3月25日の前に、具体的な実施方法の結論を出す必要があろう。

 

 

次稿では、近代オリンピックの歴史から、今後の方向を調べてみる予定である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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新型コロナウイルスの脅威再び  10

2021年03月10日 17時31分07秒 | 日記

  

    2021年3月10日(水)  新型コロナウイルスの脅威再び 10

 

 ◎第三次の感染拡大を抑えるべく、2回目の「緊急事態宣言」が、1月7日に、首都圏の1都3県と栃木県に発出された。続いて、1月13日に、対象地域が、関西圏の3府県、中部圏の2府県と、それに福岡県を含めた、13都府県に拡大されて、期間は、3月7日までとされた。

 

 これら地域での自粛や交流の抑制等の努力もあって、感染拡大が抑えられ、各地域で、栃木県が2月7日に宣言が解除され、首都圏以外の、関西圏、中京圏、福岡県も、2月28日をもって解除する、と27日夜、発表された。

 しかし、首都圏については、後述のように、感染状況が、高止まりしていることもあり、3月7日夜、総理の記者会見があり、3月8日から23日まで、2週間、宣言期間を延長することが発表された。

 

◎東京都の感染状況

 

 図中の、折れ線グラフで示す移動平均でみると、新規感染者は下げ止まりしており、直近の感染状況は以下である。

   3/5  301

   3/6  293

   3/7  237

     3/8  116

   3/9  290

        3/10 340

 

◎実効再生産数

一人の感染者が、何人に移すかという、やや専門的な、疫学上の捉え方の、「実効再生産数」という数字があるようだ。算出の仕方は、未調査だが、この数字が、1を上回ると感染拡大に向かい、1を下回ると感染収束に向かうとされている。下図は、首都圏3都県の、実効再生産数の実データで、ネットで見つかったものだ。(実効再生産数 下げ止まり明確に|NHK 首都圏のニュース

この2月下旬以降、1以下だったのだが、最近、下げ止まりになっていて、3/6の時点では、神奈川、千葉は1を超え、埼玉、東京も上昇し、1に近づきつつある。

 

◎感染ステージと6つの指標

感染が、初めて拡大していく時の、感染状況の4段階として、下図のように言われている。しかし、すでに感染が蔓延して、第三次の拡大の終期にある現況では、これらの感染ステージは余り意味がない。(各地の感染状況 6つの指標 新型コロナ|NHK.html )

一方、ステージ3~4について、以下のように、6つの指標として、具体的な目標数値が示されている。(ステージ1~2には、数値が無い)

医療体制などの負荷 ・病床使用率

          ・10万人あたりの療養者数

監視体制      ・PCR陽性率

新規感染者数    ・10万人あたりの新規報告数

          ・直近1週間と先週1週間の比較

          ・感染経路不明割合

 

上表には、ステージ3(茶色)とステージ2(白色)の、各地域の指標について、実際の数値が示されている。

これを、都府県で見ると、医療関係の数値が重いようで、これをクリアしているのは、岐阜県と京都府であり、全ての指標をクリアしているのは岐阜県だけだ。

小池知事は、首都圏が宣言延長となった先日の5日の会見で、とにかく、ステージ2まで抑え込む必要性を強調した。( 小池都知事「ステージ2に抑え込む」 「リバウンド・変異ウイルス・ワクチン」がポイント

 

◎当面の状況認識

政府分科会の尾身茂座長が、先日の参議院予算委員会で、

  ・指し向きのワクチン接種について

  ・当面の感染の見通しについて

に加え、

  ・今後の長期的な見通しについて、

以下のように述べたようだ。

“今年の冬からさらに1年ほどがたてば、このウイルスに対する不安感や恐怖心が、だんだんと季節性インフルエンザのような形になっていくとかんがえている。多くの人がインフルエンザと同じような気持ちを持ったときがいわば終息のような感じになるのではないか”( 尾身会長“『通常のインフル同様の認識』となるのは来年以降” _ 新型コロナウイルス _ NHKニュース.html  )

コロナ禍の終息は、この夏の、オリンピックよりも先になる、という専門家の見通しは、極めて重く、しっかりと受け止める必要がある。

 

コロナウイルスについての指し向きの懸念は、変異ウイルスへの対応であろうか。

 ・これまでより強い感染力(最大、1.6倍?)、

 ・変異株の多様化(イギリス型、南ア型、ブラジル型、ーー)に対する現在のワクチンの効果は?

 ・都道府県への拡大の追跡と市中での感染防止、

 ・外国からの国内への感染防止の水際対応

など、心配すれば切りがないが、現行で準備されているワクチンと医療体制を信じて進むしかないだろう。

 専門家は、今後、感染力がより強い変異ウイルスが、第四次の感染を齎す可能性があると言っているのは、要注意である。

 

オリンピックとの関連は、次稿で触れる予定だが、オリンピックまでに、全国民へのワクチン接種を完了し、完了後に、オリンピックを始めることが出来れば理想的だろう。

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アメフトの魅力

2021年03月07日 20時49分53秒 | 日記

 

       2021年3月7日(日)  アメフトの魅力

 

先日は、ひな祭りの桃の節句(上巳の節句)、まだ寒いのだが、日差しは春で、家内は、往時のお雛様の気分だろうか、パーマ屋の割引券の期限が切れると、そわそわしていたが------。

そして、地中に居た虫たちが、穴から出て来ると言われる、啓蟄もすぎて、一段と春らしさが増してきたことだ。

 

昨年は、プレーオフから、2月のスーパーボウルまでを、時々、TVで観て、その魅力にハマってしまった感じのアメフトだ。今年のシーズンは8月から始まるようだが、リーグが始まる前にいろいろ調べてみた。

当ブログでは、アメフトに関し、以下の2記事を投稿している。前者は、先日のスーパーボウルの様子を、後者は、米国での4大プロスポーツについて触れている。

    アメフトのスーパーボウル  (2021/2/11)

    米国でのスポーツ人気    (2021/2/20)

 

〇ラグビーの特徴

イギリスのラグビーが、アメリカに渡ってアメフトになったことは、知っているが、両者の違いが、以前から気になっているので、この際、調べてみた。

 

ラグビーワールドカップが、2015.9.18~10.31の間、イギリスのイングランドで開催されたが、予選リーグで、強豪南アフリカを破ったことで、国内だけでなく、世界からも、「日本の奇跡」と驚嘆されたが、筆者が、ラグビーに興味を持つ切っ掛けとなった。残念ながら、日本は、決勝トーナメントには、進めなかったがーー。

 このワールドカップ関連で、当ブログには、①2015.10.9、②10.11、③10.21、➃10.30、➄11.5 と、五件の記事を投稿している。

①で、日本の奇跡の様子を記している。

②で、ラグビー競技のルールについてあれこれ調べたが、観戦初心者が覚えておくべき最低限の4つのルールを示した、サイトが見つかった。(ラグビー観戦初心者が覚えておくべき最低限のルール4つ) 

そこからの引用だが、初心者が覚えておくべきルールとして、以下の、4つに絞っているのが面白い。

図にある、ラグビーは陣取りスポーツである、というのが分かりやすい。また、ラグビーでは、ボールは前方へ、蹴るのはいいが、手で投げるのは禁止で(スローフォワードの反則)、前に落とすと、ノッコンの反則となる、というのも明快だ。

また、ラグビーでは、反則があると、スクラムを組んで決着をつけるが、スクラムは、観ていて、途中で崩れたり、そのまま、モールで移動したりするが、エンドラインギリギリでの攻防は、これが面白いところでもあり、イライラの元にもなる。

ラグビーで、選手同士が、スクラム、ラック、モールなど、何かと団子状になるのは、イライラの基だ。団子状になって、最後に、審判が、ノットリリースの判定を出すなどは、審判は何処を観ているのか、良く分からない。

相手陣地の、エンドラインぎりぎりで攻防を繰り返すさまは、醍醐味でもあり、イライラの元でもある。

 

〇アメフトの父

先日、「アメフトの父」と呼ばれる、ウォルター・キャンプの記事を、ネットで見つけた。

ラグビーとの共通点も多いようで、競技場のサイズ、楕円形のボール、相手のエンドゾーンに接地すれば得点になる、などだ。

人数は11人で行うこと、攻守(野球のイニングのようなもの)は、4回の間に一定距離を進まなければ、攻守が交代となること、などを、次々と採用し、現在のアメフトの基礎を築いたことを知った。(参照 第11話 アメリカンフットボールの起源と歴史 第1章|保田薫コラム

 

アメフトでは、パスは、どの選手でも、どの方向にも、投げられ、勿論、ラグビーで厳禁の、前に投げるのも自由で、パスの受け手が先回りするのが、作戦の要だ。

安全のための防具は必須で、全員ヘルメットと肩当て(ショルダーパッドまたはショルダーと呼称)などのパッドで肩や腿を覆っていて、中世の武装集団のよう。首から上のタックルは禁止で、それ以外は許容されている。

タックルと言えば、数年前、日本大学と関西学院の定期戦で、アンフェア行為が行われたことが思い浮かぶ。(日大悪質タックル事件のアメフト界に対する取り返しのつかない罪

 

筆者の印象だが、ラグビーで感じる、イライラ状態や団子状態を無くして、すっきりさせて、専用の防具を着けて、ワイルドな、パワーのぶつかり合いに代えたのが、アメフトと言える。

ラグビーでは、ラグビーフットボールというように、足(フット)はよく使うが、アメフトでは、足は殆ど使わず、使うのは殆ど手・腕なのに、何故、NFLの呼称のように、フットボールというのか、不思議だ。ラグビーフットボールという歴史的な呼称が、残ったのだと思われる。

 

昨日は、NHKBSで、たまたま、日本ラグビーのトップリーグの試合が中継されていて、観る機会があり、若い選手たちが、二手に分かれて躍動する姿を久しぶりにみたが、ラグビーとアメフトとの違いを、改めて味わった。下図は、その結果である。

今季限りで引退すると表明している、ヤマハの五郎丸選手を久しぶりに観た。彼は、トライも決めており、キッカーとしても、何回か登場したが、例のお祈りのスタイルはなかった。彼の持つ得点記録が更新されたようだ。(2020-2021シーズンのジャパンラグビー トップリーグについて

 

なお、日本の奇跡が起こった2015年の4年後の2019年、ラグビーワールドカップが、日本で開催され、日本は、予選を経て、決勝トーナメントへ進んだのだが、余り盛り上がらなかった。

 

〇シーズンのスケジュール

    レギュラーシーズン      9月上旬から1月上旬まで  週1回(週末中心)

    ポストシーズン     1月上旬からプレイオフに

各コンファレンスでは、各地区の優勝チーム(3)に、勝率のいいチームを加えて、4チームにして、プレイオフを行い、2月上旬の、スーパーボウルに向かって進んでいく。

今年も、ポストシーズン頃から、NHKBSでの放送が行われると思われるが、今から楽しみである。

 

 2021の#55スーパーボウルは 、2/7に、タンパベイスタジアムで行われた。

結果は、

    バッカニアーズ 対 チーフス

       31      9

 

2022については、#56スーパーボウルが、2月6日(日)に、カリフォルニア州 ロス郊外のイングルウッドにあるソフィスタジアムが予定されている。此処は、AFCのロサンゼルス・チャージャーズと、NFCのロサンゼルス・ラムズの共用本拠地である。ここは、#55が開催予定だったが、工事が遅れて、#56の会場になった。2028開催予定の、ロス五輪の開閉会式場のようだ。

 

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