2022年3月26日(土) ウクライナのこと その4
ウクライナへの軍事侵攻については、連日、ニュースが流れているが、当ブログでは、以下の記事で取り上げてきたところだ。
ウクライナのこと その1 (2022/3/16)
ウクライナのこと その2 (2022/3/19)
ウクライナのこと その3 (2022/3/24)
本稿では、最近、ゼレンスキ―大統領が、各国の議会で、精力的に行った演説について取り上げている。
戦時下にある大統領としては、極めて異例だが、以下の各国で、演説を行っている。
産経新聞のサイトに、要約版が見つかったので、引用する。
上記以降では、以下である。
日本 22日 後述
フランス 23日 ウクライナ戦争は、「自由、平等、博愛に対する戦
争だ」と、革命以来の国家の理念を引き合いに出
して訴えている。
EU議会 23日 我々は、欧州の対等なメンバーになるために戦って
いる、とウクライナの、EU加盟に対する支援を訴
えた。
イギリス議会での演説は、模範的なものとして評価が高いので、以下に、全文を引用する。
途中に出てくる、生きるべきか、死ぬべきか、という有名なシェイクスピアの問いは、劇「ハムレット」に出てくる。
また、終了少し前にでてくる、ボリスさんとは、当日、会場で聞いていた、イギリスのボリス・ジョンソン首相のことだ。
日本の国会では、23日夕刻から行われた。国会の会議場内には、スクリーンの設備が無いため、国会内の会議室で行われた。
冒頭で衆院議長の、終了時に山東参院議長の、挨拶があった。
演説は、12分ほどだったが、遠く離れたアジアからの、日本の協力や制裁に感謝する一方、広島や、津波と原発事故や、サリン事件を連想させながら、突然の軍事侵攻や、チェルノブイリ原発を占拠したこと、などを非難している。
最後に、日本語で、アリガトウ、と締めくくっている。
会場から、盛んな拍手が送られたことだ。青と黄の、ウクライナ国旗の色が目立つ風景だ。
林外相 岸田総理 細田衆院議長 山東参院議長
大統領は、以前は、役者であったとか、普通の政治家とは一味違うものを、持ち合わせている。現地の同時通訳の日本語が、やや、分かりづらかったのだが、大統領の惨状の話は、通訳者にも辛かったのだろうか、言葉に詰まる時もあったようだ。
短期間の間に、多くの国々をあっという間に訪問できる、オンライン時代ならではのハプニングだったと言えるかもしれない。