2011年3月28日(月) 即席カップ麺の魅力
連日、大震災関連のニュースで、自身も緊迫しているが、ここで、一息入れて、小さな話題を取り上げたい。
日頃、即席カップ麺を愛用している。お湯を注ぐだけで、すぐに食べられるという手軽さと、ゆで麺とは異なる、独特の風味が魅力である。 今回の大震災の被災地や、海外の紛争避難地でも、非常用食品や救援物資などとして、大いに活躍している所である。 昨日の時点では、大震災の影響だろうか、どのスーパーのカップ麺や袋麺の棚も空っぽで、山と積んであった、安価な普及品も、一つも無い状況だ。
日清食品㈱は、カップ麺の元祖と言える、「カップヌードル」を、1971年(昭和46年)に発売して以来、今年で40周年になるようで、記念のカップをデザインして、先だってから、特別価格で売り出している。 この記念カップの、40という数字の、0をデザイン化した湯沸かしと、一緒に添えられている “お湯とともに40年” という、飾らないコピーが、素敵である。(ライフラインが止まっている段階の被災地では、お湯を手に入れるのも、容易ではないと思われるがーー)
40周年記念品
生まれて初めて、カップヌードルを食べた時の、驚きと感激は、未だに忘れない。40年経った今も、内容的にも、発売当初と殆ど変らずに、同じブランドが継続している、というのは、極めて珍しく、信じ難いことだが、嬉しい限りである。40年間、共に歩んできた、友達の様な親しみを覚える。 業界内では、さまざまな競合商品が現れては、消え去っていく中にあって、いまだに、カップ麺の定番としての、地位を保っている同社に、敬意を表したい。
現在、スーパーでは、このカップヌードルは、143円等と、一向に値引きされない、高嶺の花である。その隣に、同じ日清食品製の、カップヌードルの普及品と言える、「スープヌードル」が、所狭しと置いてあり、こちらは、98円位で買えるのだ。
それが、今回の記念セールで、憧れのカップヌードルも、98円程になったので、大いに驚きつつも、早速、手に入れた。久々に食べる、「元祖」の味である。
カップ/スープの両者を比較してみると、
カップヌードル サイズやや大 内容量 77g(めん65g)
スープヌードル サイズやや小 内容量 59g(めん50g)
と、ボリュームに少し違いがあるものの、味には、殆ど、違いが感じられない。でも、中に入っている、同社苦心の、干し海老が、スープでは、一回り小さい事が分った!
カップヌードル スープヌードル
家人が加入している生協でも、「コープヌードル」というカップ麺を扱っているので、買ってみた。こちらは、88円と、カップヌードルの記念セールの価格よりも安いのだ。
容器や蓋の、デザインや色が、カップヌードルに似ているので、蓋の記述を、拡大鏡でよく調べて見たら、なんと、製造元は、日清食品㈱とあるではないか!
コープヌードル
内容量は、70g(めん62g)とやや少なめだが、食べてみると、味はカップヌードルと変わらず、肝心の海老の大きさは、同じのようであった。 日清食品が、自社のカップヌードルをベースに、コープヌードルという、類似のブランド名で、生協に対して、OEMで、提供しているのであろう。
ここで、単位内容量当たりの、実売価格を計算してみると、以下のようになる。
カップ (通常) 143/77=1.857円/g
スープ 98/59=1.661
コープ 88/70=1.257
――――――――――――――――――――――――
カップ (記念) 98/77=1.273
記念セールの、カップ(記念)は別として、質の違いは無いとすれば、コープが、極めて安価に提供されている、ことは明らかである。
庶民にとっては、なかなか手の届かないカップヌードルの、OEM商品が、かくも安価に手に入るということは、 生協などの流通側の組織力の強さを、まざまざと、見せつけられた感じである。
製造と、流通の間の仕組みの、怖さと不思議さに、驚かされる。
連日、大震災関連のニュースで、自身も緊迫しているが、ここで、一息入れて、小さな話題を取り上げたい。
日頃、即席カップ麺を愛用している。お湯を注ぐだけで、すぐに食べられるという手軽さと、ゆで麺とは異なる、独特の風味が魅力である。 今回の大震災の被災地や、海外の紛争避難地でも、非常用食品や救援物資などとして、大いに活躍している所である。 昨日の時点では、大震災の影響だろうか、どのスーパーのカップ麺や袋麺の棚も空っぽで、山と積んであった、安価な普及品も、一つも無い状況だ。
日清食品㈱は、カップ麺の元祖と言える、「カップヌードル」を、1971年(昭和46年)に発売して以来、今年で40周年になるようで、記念のカップをデザインして、先だってから、特別価格で売り出している。 この記念カップの、40という数字の、0をデザイン化した湯沸かしと、一緒に添えられている “お湯とともに40年” という、飾らないコピーが、素敵である。(ライフラインが止まっている段階の被災地では、お湯を手に入れるのも、容易ではないと思われるがーー)
40周年記念品
生まれて初めて、カップヌードルを食べた時の、驚きと感激は、未だに忘れない。40年経った今も、内容的にも、発売当初と殆ど変らずに、同じブランドが継続している、というのは、極めて珍しく、信じ難いことだが、嬉しい限りである。40年間、共に歩んできた、友達の様な親しみを覚える。 業界内では、さまざまな競合商品が現れては、消え去っていく中にあって、いまだに、カップ麺の定番としての、地位を保っている同社に、敬意を表したい。
現在、スーパーでは、このカップヌードルは、143円等と、一向に値引きされない、高嶺の花である。その隣に、同じ日清食品製の、カップヌードルの普及品と言える、「スープヌードル」が、所狭しと置いてあり、こちらは、98円位で買えるのだ。
それが、今回の記念セールで、憧れのカップヌードルも、98円程になったので、大いに驚きつつも、早速、手に入れた。久々に食べる、「元祖」の味である。
カップ/スープの両者を比較してみると、
カップヌードル サイズやや大 内容量 77g(めん65g)
スープヌードル サイズやや小 内容量 59g(めん50g)
と、ボリュームに少し違いがあるものの、味には、殆ど、違いが感じられない。でも、中に入っている、同社苦心の、干し海老が、スープでは、一回り小さい事が分った!
カップヌードル スープヌードル
家人が加入している生協でも、「コープヌードル」というカップ麺を扱っているので、買ってみた。こちらは、88円と、カップヌードルの記念セールの価格よりも安いのだ。
容器や蓋の、デザインや色が、カップヌードルに似ているので、蓋の記述を、拡大鏡でよく調べて見たら、なんと、製造元は、日清食品㈱とあるではないか!
コープヌードル
内容量は、70g(めん62g)とやや少なめだが、食べてみると、味はカップヌードルと変わらず、肝心の海老の大きさは、同じのようであった。 日清食品が、自社のカップヌードルをベースに、コープヌードルという、類似のブランド名で、生協に対して、OEMで、提供しているのであろう。
ここで、単位内容量当たりの、実売価格を計算してみると、以下のようになる。
カップ (通常) 143/77=1.857円/g
スープ 98/59=1.661
コープ 88/70=1.257
――――――――――――――――――――――――
カップ (記念) 98/77=1.273
記念セールの、カップ(記念)は別として、質の違いは無いとすれば、コープが、極めて安価に提供されている、ことは明らかである。
庶民にとっては、なかなか手の届かないカップヌードルの、OEM商品が、かくも安価に手に入るということは、 生協などの流通側の組織力の強さを、まざまざと、見せつけられた感じである。
製造と、流通の間の仕組みの、怖さと不思議さに、驚かされる。