ケイの読書日記

個人が書く書評

岸本葉子「楽で元気な人になる」

2007-07-12 11:17:56 | Weblog
 私の心の清涼飲料水・岸本葉子さんのエッセイ。タイトルだけ見るとハウツー物の本のようだが、そうではない。
 岸本さんが40歳をはさんだ数年間に、いろんな雑誌に載せたエッセイをまとめ単行本に収めたもの。


 いやぁ、癒されますねぇ。別に特別な事が書いてあるわけでもない。日常生活の中でのささやかな様々な出来事が書かれてあるだけですが、元気をもらえます。

 40歳といえば、岸本さんは癌で大きな手術をした。詳しくは『がんから始まる』に述べられているので、このエッセイではサラリと流しているだけだが、やはり大変だったと思うよ。


 数日前、子どもの健康問題で夜中じゅう悶々としていたが、その時も「岸本さんは、一人で癌に立ち向かったんだ。しっかりしろ!! たいした病気でもないのに、親がうろたえてどうする!!」と自分自身を叱咤激励した。

 そうです。「病は気から」と言うけれど、精神が行動に大きな影響を与えるなら、岸本さんが主張するように行動が精神をひっぱることも可能なはず。

 カラ元気でもいい。たえず口角を上げ微笑んでいるふりをすれば、脳はバカだからだまされますよ。

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