これも、やられましたね。見事に引っかかりました。どうして私は、いつもいつも騙されるんだろう。最初から、何かおかしい、とは思ってたんだよね。いくらスウェーデンの有名大学の教授でも、ロンドンのような大都会ならともかく、ネス湖畔の田舎で外国人が(特に東洋人が)受け入れられる訳が無いのだ。
その違和感を大切にしていけば、犯人は分かったかもしれないのに…ああ、残念。
ネス湖畔の小さな村で、旧約聖書の魔神が村人を、それも初老の女性を、次々と襲う。村人の身体を引きちぎり、ヒイラギの木の上、学校の時計台の上、大きな振り子時計の中、等々奇妙な場所に配置していく。
このちっぽけな寒村も、高齢化の波には勝てず、60歳の女性でも若いんだそうだ。若いコ好きな島田荘司にしてはめずらしいが、やはりそれには理由がある。
このお話で、ミタライは主役ではなく、脇役その3ぐらい。語り手はアル中の自称小説家バーニーと、北海のトド・ダンフォーズ署長。この2人の掛け合い漫才のような会話がまた面白い。
この作品中、ミタライは金田一化していて、次々と殺人が起こり、全くの役立たずである。それにも理由がある。
謎は最後に一気に解ける。
ミタライ物にしては珍しく、会話が結構しゃれている。石岡君が登場しないからだろうか?
その違和感を大切にしていけば、犯人は分かったかもしれないのに…ああ、残念。
ネス湖畔の小さな村で、旧約聖書の魔神が村人を、それも初老の女性を、次々と襲う。村人の身体を引きちぎり、ヒイラギの木の上、学校の時計台の上、大きな振り子時計の中、等々奇妙な場所に配置していく。
このちっぽけな寒村も、高齢化の波には勝てず、60歳の女性でも若いんだそうだ。若いコ好きな島田荘司にしてはめずらしいが、やはりそれには理由がある。
このお話で、ミタライは主役ではなく、脇役その3ぐらい。語り手はアル中の自称小説家バーニーと、北海のトド・ダンフォーズ署長。この2人の掛け合い漫才のような会話がまた面白い。
この作品中、ミタライは金田一化していて、次々と殺人が起こり、全くの役立たずである。それにも理由がある。
謎は最後に一気に解ける。
ミタライ物にしては珍しく、会話が結構しゃれている。石岡君が登場しないからだろうか?