食の安心研究所主催、生協共催で松永和紀さんの講演「ゲノム編集食品が不安ですか?~メリットと安全性を考えます~」がありました。
最先端のゲノム編集食品について、とても分かりやすく説明してくださって、たいへんためになりました。
酵素で遺伝子を切り取るので、遺伝子組み換えより、コストが安い、開発の時期が短いという利点があるそうです。切り取るミスの率は1兆995万分の一。だから、安全性は100%ではない。
人間は、60兆という細胞をもち、一つ一つにゲノムが入っている。遺伝子の数は約2万。細胞中のDNAを伸ばすと長さ約2m。
2年後にはGABAを多く含むミニトマトが発売されそう。
角のない牛、肉厚の真鯛、食中毒のリスクを低減したじゃがいもなど研究中だそうです。
政府は大変コストがかかるということで、義務表示制度を採っていないが、海外からの輸入も始まると危険なのできちんと表示してほしい。