大好き!本・花・旅

日ごろ読んだ本や花、旅について綴ります。

中村哲講演会

2010-06-18 18:44:19 | 文化
ラポールでベジャワール会の中村哲講演会「アフガン命の水」があった。
会場は、平和を願う県内外のネットワークの人々の協力で集った800人の入場者でいっぱいだった。椅子のない若者はステージに上がって熱心に聞いたほどだった。
彼は、医師として、病気と飢饉に苦しむ人々を救いたいとアフガンに住み着いて医療活動した。しかし、汚染された水を飲み、次々と亡くなる子ども達を見て、用水作りにとりかかった。
日本古来の作り方を生かして、7年の月日をかけ、ようやく完成した用水路のおかげで、砂漠は緑に変わり、次々と農民はもどってきて、多くの村ができ、自治体がよみがえった。
今年は、モスクや、学校、寮も完成した。毎日500個のすいかができ、用水作りに精を出す作業員ののどをうるおしているという。

600人の兵士に守られ、氏は聴診器を毎日重機に変え、運転する日々だという。
お金でなく、信頼という絆で築かれる氏とアフガンの人々の交流の映像と氏のお話はとても素晴しかった。
アフガンの実情を正しく伝えようとしない日本のマスコミへの批判も話された。

最後に何と明日のコンサートに富山に来ていた加藤登紀子の登壇もあって、とても素晴しい講演会になりました。平和のネットワークがもっともっと広がればよいと思いました。
コメント (4)
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