本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

国葬の是非

2022-07-16 08:15:08 | Weblog
 安倍元首相の葬儀を国葬にすると岸田首相は発表した。反対の国民を相当にいると思うよ。それでも閣議決定に賛成しない大臣はでるかね。内閣不統一で罷免される覚悟があると思えないが。
 国葬とは恐れ入った。やるとなれば吉田元首相以来のそうだから異例ではないか。

 安倍氏の非業の死も国葬の理由にしているが、伊藤博文、原敬、高橋是清、浜口雄幸、犬養毅、斎藤実の7人の首相も非業の死に遭った。戦前の時代ではあるが、すべて政治的な暗殺事件で、安倍氏のような宗教がらみの逆恨み事件ではない。

 秋に実施を予定しているが、コロナ感染の第七波が続けば参列者は密集になるぞ、というささやかな反対意見はともかく、16日の西日本新聞に作家の高村薫さんの記事が目に留まった。一部引用する。
 
 「安倍氏の国会軽視は甚だしかった。うその答弁を積み重ね、憲法に基づき野党が臨時国会を求めても、憲法9条の解釈を変更し、集団的自衛権を容認する閣議決定のために、内閣法制局長官を自分にとって都合の良い人物に代えさえした」

 ついでに添えると、モリカケ問題、桜で観る会問題など権力を私物化していた。宮仕え役人の「忖度」がはやりだしたのも安倍氏のせいだ。
 
 新聞記事によると、国葬に海外の首脳や要人が出席の見通しという。仲良かっだったプーチン氏やトランプ氏が出席できないようなら国葬をやめたら。ほかの首脳もコロナ、物価高、ウクライナ等々の優先事項が多いだろう。迷惑と思うがね。