本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

「牛耳る」話

2022-07-25 08:14:51 | Weblog
 図書館から『中国が世界を牛耳る100の分野』(高橋五郎著)という光文社新書を借りた。
 借りて間もないのでまだ少ししか読んでいないが、タイトルの「牛耳る」は最近見ない、聞かない言葉ではないか。以前には「市政を牛耳る市議会のボス」なんて書いてあったものだ。
 
 受け売りであるが、群雄割拠していた中国の春秋時代に支配者は連盟をつくり、盟主が反乱を起こらないようにコントロールしていたそうだ。

 昔、ソ連が「ワルシャワ条約」の盟主だったようなものか。プーチンは時代が換わったのに、盟主気取りで西側になびくウクライナを討伐するつもりだ。周金平もウイグルやチベット、モンゴルの一部同様に台湾を牛耳りたいようだ。
 
 話を戻す。春秋時代の連盟の集まりは宴会からはじまったとか。その際、屠殺した牛の頭を前におかれた盟主は、刀でその牛の耳を切り落としたそうだ。それを合図に宴会がはじまる。これを「牛耳を執る」という。ややつづめたのが「牛耳る」となる。

 中華料理にあるらしい牛の耳は喰ったことはないが、豚の耳(ミミガー)は沖縄で喰った。食べなれていないせいかうまいと思わなかった。これも中華料理の食材「猪耳」につながるのではないか。

新聞紹介の本

2022-07-24 08:47:08 | Weblog
 新聞に新刊の本の紹介がある。
 地域ブロック紙では土曜版に載るが、昨日では「放浪の唄」2200円、「薬草ハンター、世界をゆく」2530円、「アウシュヴィッツのお針子」2475円 を紹介していた。
 
 全国紙では日曜版に載るが、今日の新刊は「聯合」1870円、「ベートーヴェン症候群」3850円、「バイロイトのフルトヴェングラー」2200円、「紅色のアジサイ」1980円、「かくも甘き果実」2640円、「棺のない埋葬」3025円であった。
 
 このように一般市民が興味を持つ本は少ない。それに結構、高価な本である。なかには5千円代以上の学術書も取り上げている。

 学者や研究者にも書籍の情報は必要と思うけれど、そうした本は大学やそれぞれの研究室の門下生が調べていないのかね。
 
 つまり、庶民の興味を引き、かつ手ごろな価格の本をもっと紹介してほしいと思ったことでした。

付番は重要

2022-07-23 08:19:34 | Weblog
 市のある委員会の委員の任期が切れた。ほんの2回しか委員会に出席できなかった。残念ながらコロナ下で開催できず、ほとんどが書面で見を述べることになった。
 
 送られてくる事業計画やその事業報告の資料を見ると、番号の付け方が納得できない。
 例えば、令和2年の当初事業計画と半年後の事業進捗表とさらに事業報告との事業内容が同じなのに付番が違うのだ。どうやら場当たり的に番号付けをしている。

 ある他県の自治体の担当者を招聘して、その自治体の日本遺産の話を聞く機会があった。
 配付資料には文化庁に申請した書類と「構成する名所・史跡」の観光パンフレットがあった。この資料の申請書にある名所・史跡に付された番号と観光パンフレットの名所・史跡に付けられた番号も同一ではない。蛇足だが同じ名所の付された番号がふたつあるということ。

 私はITに弱いが、データ管理する上に番号は重要であろう。コンテンツに付された番号が複数あればメタデータはどちらの属性かわからないではないか。

 前段の委員会資料には強く修正を求めたので訂正された。
 後段の資料について質問したが、申請書と観光客向けパンフレットは違うからよいとのことだ。多分、いまさらパンフレットの刷り直しはしたくないのだろう。

 ただ、もしも文化庁の担当者から申請書の№4の史跡について問い合わせがあったとする。うかつにデータ管理上の観光用パンフにある№4について回答すればややこしくなるではないか。

 マイナンバーに限らず、番号は重要である。

ハムエッグ

2022-07-22 08:22:01 | Weblog
 アメリカのテレビドラマにあったこぼれ話。入院中の妻に付き添った夫が「私はハムエッグのハムだよ」と言う。
 
 タマゴはにわとりが孵したものにすぎないが、ハムはブタそのものが身を捧げたものだという論法だ。病気の愛妻に元気づけるほほえましい逸話のようだ。

 そこで彼女に言いたい君も「僕はハムエッグのハム」と話してはどうですかね。ハムエッグは朝食の定番だが、彼女の朝食が「わたしはタマゴと納豆なの」と返答されたらこまるけれど。

地球温暖化は本当か

2022-07-20 08:37:24 | Weblog
 新聞やテレビで、欧州に到来した熱波を報じている。殊にスペインやらフランスで発生した山火事の猛火はひどい。ポルトガルでは熱波の影響で1週間の期間で高齢者を中心に659人が死亡したとある。
 
 環境問題の専門家らしい人が、地球温暖化の勢いは増しているとコメントしていた。そのことは私を含め多くの人を納得させる。
 スウェーデン人のグレタさんのCO²のヤバイ活動にも賛同するわけだ。

 ところが、『WiLL』7月号の「温暖化のウソをバラまくNHK・朝日」(執筆者:東京大学名誉教授渡辺正)を読んで、目からウロコ!だ。
 
 全文を読みとおしてほしいのだが、7月号は月遅れになった。そこでほんの序の口だけつまみ食いする。
 
 「CO²」の増加は悪いことではなく、地球の緑化を勧め、食糧増産にも寄与しています」という。これはよくわかる。

 「地球温暖化が世の話題になり始めたのは1980年代末なのでまだ三十余年しか経っていません。(少し前の1960~70年代は「地球寒冷化」「氷河期接近」を大騒ぎした)」その三十余年に上がった気温は0・三度未満に過ぎません」へぇ、そうだったのか。
 
 「NHKが温暖化の話題の冒頭で、氷河崩落の動画を流すが、これは爆笑モノだ」という。なんでも、南極の氷はどんどんたまると、自らの重さで押せ、押せになり、突端から崩れるそうだ。特に崩落の勢いが激しいのは、降った雪がすぐ氷になって押しまくるからだそうだ。
 もし、温暖化ならば氷河はゆっくり融けて表面がツルツルになるそうだ。つまり、氷河は温暖化で崩れないようだ。

 というわけで地球温暖化の納得は疑問にかわった。