本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

住民と公共性2

2013-01-06 10:43:52 | Weblog
 昨日の続き。
 放射性廃棄物の処分場をつくることのアンケートに住民の過半数は是とした。その見返りとして住民世帯にある金額の支給を提示して、2回目のアンケートを実施した。
 その結果はどうなったか。そこまでが前回の話。

 賛成は51%から25%に減ったそうだ。
 なぜ、減ったと思うかの理由を聴衆に尋ねた。
「支給額が少ない、もっともらえるかもしれない。だから取りあえず反対」
「カネを出すくらいだからよほど危険だろう。だから賛成しかねない。」
 
 当然の理由と思うが、住民の公共性に触れた聴衆者がいた。これが正解らしい。
 
 住民は公共の福祉、つまり社会一般の利益のために処分場を容認する腹積もりでいたところ、私的な利害に貶められたといことのようだ。あっぱれな住民もいるものだ。