本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

白菜漬

2007-02-10 12:03:40 | Weblog
 白菜をたくさん頂戴する。鍋か中華風クリーム煮程度しか利用しないからやや閉口する。ここは白菜の生産地らしく、その畑が多い。出荷から取り残されて放置されたものもある。そろそろスイカの苗を植えるそうだから、過剰生産の成果は根こそぎ処分されるのだろう。
 さて、頂戴した白菜は漬物にすることにした。半株に切って洗い、天日で干してから、白菜に塩、唐辛子、柚子、昆布を適当に散らしては、また白菜を重ね、仕込んだ。
 物置小屋には笊ら漬物容器やら重石やらがある。かみさんの母親がせっせと漬けていたようだ。重石も3キロ、6キロがごろごろあった。最初は6キロを二つ重ね、時間の推移で重さを調整するようだ。初体験の試行錯誤だが、それなりにおいしくできた。

 もっとも、私の小学生時分、母方の実家は漬物も製造していた。そのDNAがあったのかしら。ただし、沢庵漬けが主だった。秋になると、どこからか干し大根が大量に運ばれてきた。深さ2メートルもあるコンクリート槽があって、その中に私も降ろされた。そこへ干し大根が投げ込まれる。一層ごとに大根を並べ、塩、ぬか、黄色の天然色素をまぶす。その層が積み重なって高くしなければ、脱出できないわけ。そんな思い出がある。

 近頃は、夕方になると白菜漬を取りに、いそいそと小屋に行くことになりました。